■■ 製品スペック ■■
- 連続再生時間(ANCオン):約6時間
- ケース込み再生時間:約24時間
- 防水性能:IPX4(汗や水しぶきに耐える程度)
- 装着:シリコンイヤーチップ(S/M/L)+スタビリティバンド(3サイズ)
- ワイヤレス充電対応
- Bluetooth マルチポイント接続対応
- 重さ:約7g(片側)
- 新機能:
- CustomTuneによる音質調整
- Adaptive/ActiveSense ノイズキャンセリング強化
- AIノイズリダクションで通話品質改善
- ケースのバッテリー残量確認機能
- タッチ操作を無効化できる設定
■■ 結論(総評とどんな人におすすめか)■■
BOSE QC Ultra 2 は「ノイキャン性能ではほぼ頂点」といえるイヤホンである。電車や飛行機での静寂感は他社を寄せ付けないレベルで、特に通勤・通学・長距離移動が多い人には最高の相棒になる。
一方で欠点ははっきりしていて、バッテリーは平均的であり、装着感は耳の形によっては合わない人もいる。特に耳の入り口に突起や軟骨がある人は長時間使用で痛みを感じやすい。
最近でたAirPods Pro3のノイキャン性能がだいぶ追いついてきたので音質や装着感によってはそっちでもいいかも。よく言うBOSEサウンドはBOSEでしか味わえないのでそこで決めていいと思う。あとは心拍センサーが欲しいならAirPods Pro3。
- おすすめできる人
- 騒音環境で「とにかく静かにしたい」人
- 通話品質を重視するビジネス用途の人
- Boseらしい厚みのある低音と没入感を求める人
- AirPodsの軽さより「遮音性」を重視する人
- おすすめしにくい人
- 耳が痛くなりやすい人、装着感に敏感な人
- 8時間以上の連続再生を期待する人
- 軽量・小型さを最優先する人
■■ 前作・競合モデルとの比較 ■■
- 前作(第1世代 QC Ultra Earbuds)との違い
- ケースがワイヤレス充電対応
- ノイキャンのアルゴリズム改善(環境音の変化にスムーズに対応)
- 通話品質が大幅に改善(AIノイズリダクション搭載)
- ケース残量をアプリで確認可能
- タッチ操作オフ設定が追加
- AirPods Pro 3 との比較
- Boseは「ノイキャンの強さ」と「通話時の周囲雑音抑制」で優れる
- AirPodsは「装着感の軽さ」「Apple製品との連携」で優れる
- Sony WF-1000XM5 との比較
- Boseは「静寂感の強さ」で勝る
- Sonyは「音の分離感」「軽量さ」で勝る
- QC Ultra(第1世代)との比較
- 新機能が増え、完成度は底上げされた
- ただし旧モデルでも十分優秀なので、買い替えは「ワイヤレス充電や通話品質改善が欲しいかどうか」で決まる
■■ 感想(良かった点・悪かった点)■■
- 良かった点
- ノイズの消え方が桁違い。通勤電車でも「ほぼ無音空間」が作れる
- 通話のクリアさが段違い。雑踏でも相手にちゃんと声が届く
- ケースの進化(ワイヤレス充電、残量確認)で日常的に使いやすい
- チップとバンドの組み合わせで調整幅が広い
- 悪かった点
- 拡張モードを使うと電池がすぐ切れる(3時間程度に落ちる)
- 耳の形次第で痛みや圧迫感を感じやすい
- イヤホン自体がやや大きく、横になって使うのは不快
- 軽快さよりも「ガッツリ装着して静寂を得る」方向性
■■ 注意点 ■■
- バッテリー消費はモードによって激しく変動する
- 耳の形との相性チェックは必須(特に突起・軟骨が張っている人)
- 高価格帯なので、日常的にノイキャンを使う生活スタイルでなければ割高感がある
- 防水はIPX4止まり。スポーツや雨天でも「汗程度なら可」くらいに考えるべき
結論「静寂が欲しいならBose一択。ただし耳が痛いなら地獄。装着感ギャンブル込みで買う覚悟が必要なイヤホン」である。ただ試着できる店が少ない。BOSEさんもっとモックを配ってくれ。