Insta360 X3は2世代前のモデルながら、今なお高い人気を誇る360度アクションカメラだ。
最新モデルのX4・X5と比較してあえてX3を選んだ理由を、実際の使い勝手や価格差、機能の違いから検証していく。
■■ 製品スペック ■■
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発売:2022年9月
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重量:約180g
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カメラ:デュアルレンズによる360度撮影
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静止画:最大7200万画素(12000×6000)
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動画:最大5.7K 30fps(360度撮影時)
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ディスプレイ:2.29インチ タッチ対応液晶
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防水:IPX8(10m防水)
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バッテリー:1800mAh(最大約81分録画)
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記録媒体:microSDカード(最大1TB)
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手ブレ補正:FlowState+360度水平維持
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インビジブル自撮り棒対応
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音声制御・タイムシフト・タイムラプス対応
■■ 結論|映える映像を、誰でも簡単に作れる最強ツール ■■
Insta360 X3は、360度撮影という「素材の自由度」を極限まで高めつつ、AI編集で「誰でも映える動画」を作れるように落とし込んだ万能型アクションカメラである。
特にスマホアプリが秀逸で、360度撮影した映像から「後から構図を決める」ことができる。これにより、バイクや自転車、旅行、Vlogの撮影において他を寄せつけない映像表現が可能になる。
初心者から中級者まで、次のような人に強くおすすめできる:
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映像編集が苦手でも、SNSで映える動画を作りたい人
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GoPro的な画角の縛りに不満を感じている人
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「写ってるはずなのに映ってなかった」が許せない人
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バイク・自転車・スノボ・登山・旅行など、動きの多い趣味を持つ人
■■ X5およびX4との主な違い ■■
Insta360 X3は2世代前のモデルとなったが、以下のような差異がある。
●X5との違い(最新モデル)
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X5は1インチセンサー搭載で夜間や逆光に圧倒的に強い
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8K 30fps対応(X3は5.7K)
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ProRes記録対応(X3は非対応)
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音質やマイク性能も向上
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サイズ・重量が大幅増(約260g)
●X4との違い(後継モデル)
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X4は8K 30fpsに対応(X3は5.7K止まり)
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FlowState手ブレ補正がさらに強化
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バッテリーが2290mAhに増量(X3は1800mAh)
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4Kシングルレンズモードが搭載(X3は2.7K止まり)
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USB-Cポートのカバーが改良され、開閉性と耐久性が向上
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本体価格はやや上昇
※ただしサイズと重量も増加し、X3に比べて取り回しは落ちている
■■ なぜX4やX5ではなくX3を選んだのか ■■
結論から言うと「価格差に見合う使い方を自分がしない」からである。
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8K動画が必要な場面がほぼない(SNS用途中心)
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夜間や逆光での撮影をほとんどしない(昼間のバイク動画メイン)
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編集スペックが高くないPCでも扱える解像度で十分
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軽さとコンパクトさを重視(X3の方が装着しやすい)
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安価でアクセサリーが豊富に出回っている(後述)
つまり「8Kが必要か?」「暗所撮影が多いか?」という問いに「NO」であれば、X3の完成度は今でも十分高い。
■■ 価格比較(2025年7月時点) ■■
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Insta360 X3:54,800円前後(本体のみ)(2025/7/10現在48,000円くらい)
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Insta360 X4:76,800円前後(本体のみ)
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Insta360 X5:103,800円前後(1インチツイン版)
アクセサリーセットや自撮り棒付属版を含めるとさらに差が開くため、X3のコスパは異常に高い。
■■ 注意すべきポイント ■■
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360度動画は編集前提。スマホでそのままSNS投稿には向かない
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動画の容量が大きいため、大容量SDカードとPCの保存先確保が必要
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防水といっても海や川では防水ケース推奨
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バッテリー持ちはX4より短い。予備バッテリーは必須
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強い直射日光下では本体が熱くなり、録画停止になることも
■■ 感想|X3は今でも“買い”か?→YES。ただし使い方次第 ■■
X3は、X4やX5の登場後も「価格・軽さ・編集のしやすさ」で根強い人気がある。
現時点でも「映像表現の自由度」「SNSで映える構図作り」「スマホだけで完結できるお手軽編集」の3点においては十分一級品である。
X4は確かに高性能だが、価格もサイズも負荷も上がる。
「たまの旅行で撮るだけ」「とりあえず360度体験したい」という人にとって、X3はもっともバランスが取れた1台だ。


