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Soundcore Liberty 5は、Ankerが展開する完全ワイヤレスイヤホンの最新モデルである。

以下、主要なスペックを列挙する。

 

  • ドライバー:11mm ダイナミックドライバー+BAドライバーのデュアル構成

  • Bluetooth:5.3

  • コーデック:LDAC / AAC / SBC対応

  • ノイズキャンセリング:ウルトラノイズキャンセリング 3.0

  • 通話マイク:AIノイズリダクション搭載の6マイク構成

  • バッテリー:本体9時間(ケース込みで最大46時間)

  • ワイヤレス充電対応

  • マルチポイント接続対応

  • アプリ対応:SoundcoreアプリでEQ、ANC、タッチ操作などをカスタム可能

  • 価格帯:税込15,000円前後(発売時点)

 

 

■結論:高機能全部盛りのバランス型、4Proよりも万人向け

 

Liberty 5は、Liberty 4 Proのような音質重視のオタク仕様と、Liberty 4のカジュアル向けをちょうど中間でつなぐモデルである。

アプリ操作の自由度やノイキャン性能、装着感のバランスが良く、音質はクセが少ないクリア系。

「音にも快適さにもこだわりたいが、2万円は出したくない」というユーザーにとって、ベストな選択肢になりうる。

通勤やリモート会議、散歩や旅行など、あらゆる用途で使える器用貧乏……いや、器用万能タイプである。

 

おすすめしたいのは以下のような人:

 

  • 1.5万円前後の価格帯で最強クラスのノイキャンと音質を求める人

  • Liberty 4 Proの音が「重たすぎる」と感じた人

  • ワイヤレス充電やマルチポイントを日常使いに活かしたい人

 

 

■前作(Liberty 4)との変更点

 

  • 空間オーディオ(3Dオーディオ)機能が廃止

  • ヘルスモニタリング(心拍計など)も廃止

  • 音質チューニングがよりフラットで解像感重視に

  • 通話マイク性能が大幅向上(風切り耐性◎)

  • 本体がわずかに小型軽量化、装着感アップ

 

 

Liberty 4にあった「余計な機能」が削ぎ落とされ、使いやすさと性能の純度が上がった印象を受けた。

これを“グレードダウン”と感じるか、“洗練”と感じるかが評価の分かれ目である。

 

■同価格帯との比較(15,000円前後)

 

  • Sony WF-C700N:ノイキャンはそこそこ。音は暖色寄り。マルチポイント非対応

  • Jabra Elite 5:万能だが、音質・ノイキャン共にLiberty 5に一歩及ばず

  • Nothing Ear (a):デザイン◎。ANCはそこそこ。解像感はやや不足

  • Edifier NeoBuds Pro 2:LDACとLHDC両対応だが装着感が独特

 

 

Liberty 5は、この価格帯で最も「全部入り」でありながら、明確な弱点が少ないのが特徴だ。

バランス型で“決め手”に欠けるとも言えるが、逆に言えば失敗しにくい。

 

■4 Proとの違いは?

 

Liberty 4 Proは、よりオーディオマニア向けのチューニングが施されており、

「低音の迫力」や「音場の広さ」で優れる。

一方で、Liberty 5は「抜けの良さ」「聞き疲れしにくさ」「万人向けチューニング」を優先している。

 

比較すると以下の通り:

 

  • 4 Pro:音楽を「聴く」ことに特化。低音ドカンでエンタメ重視

  • 5:通話・動画・マルチタスク含めた「生活音響ガジェット」志向

 

 

要は、音楽を“じっくり聴く人”は4 Pro、日常を“快適に過ごしたい人”は5を選べばよい。

 

■競合モデルは誰を想定している?

 

Liberty 5が真正面から意識しているのは、Sonyの「WF-C700N」と「LinkBuds S」だと思われる。

どちらも1万円台で、ノイキャンと装着感を重視したモデルである。

だが、Liberty 5はマルチポイント、アプリ操作性、音質、通話品質で全体的に上回っている。

 

「日本市場でソニー強すぎ問題」への、Ankerなりの解答がLiberty 5なのである。

 

■注意すべきポイント

 

  • 空間オーディオは非搭載(Liberty 4からの買い替え組は注意)

  • LDACはAndroid限定。iPhoneではAAC止まり

  • ノイズキャンセリング性能は優秀だが、風切り音は完全に消えるわけではない

  • ケースは若干マット仕上げで、ポケット内での滑りが悪いことも

 

 

■まとめ

 

Liberty 5は、Ankerがここ数年で磨き上げてきた完全ワイヤレスイヤホンの集大成とも言える。

ハイエンドとローエンドの“ちょうど間”に求められる機能を高水準で満たしており、

日常生活にストレスなく溶け込む、完成度の高い一台である。

 

最上位のLiberty 4 Proほどの“主張”はないが、日常に“余計な音”を残さない。

そういう意味で、最も「ちょうどいいAnkerイヤホン」である。