驀進中のロックバンド「オーバービークル」は、今月から来月にかけてツアーを行い、関東7県でライブします。
そのスタートとなる東京ライブが4日、渋谷「Milky Way」で開かれました。
このツアー、「武者修行」としての意味もある、という趣旨のことをスタッフさんは語っておられました。確かに、共演のバンドはみんなクオリティが高く、驚かされました。
「ソウルジャンクションズ」はHAPPYで前向きなサウンド。好感度の高いバンドです。今年いっぱいでの解散が決まっているとのこと。残念でなりません。
http://souljunctions.main.jp/
(「ソウルジャンクションズ」オフィシャルサイト)
「HOWL BE QUIET」は重厚で下から突き上げてくるようなサウンド。「オバビ」のカドさんも「ツボにハマった」そうです。
http://www.howlbequiet.com/index.php
(「HOWL BE QUIET」オフィシャルサイト)
「LiLi」はソウルフルな女性ヴォーカルを中心にしたPOPなバンド。ベース・ドラムのセンターラインが女性という珍しい編成で、特にベースの巧さが目立ちました。
http://www.lili5.com/
(「LiLi」オフィシャルサイト)
「LiLi」はツアー7回のライブすべてに「オバビ」と共演し、「ソウルジャンクションズ」も2回の共演が決まっています。
これまで一緒にやる機会がなかったバンドと切磋琢磨することで、「オバビ」にとっては非常に意義があるツアーになることでしょう。「一回り大きくなって帰ってきます」と、リーダーでヴォーカルのカドさんは力強く語っていました。
その「オーバービークル」ですが、大変残念で寂しいニュースをお伝えしなければなりません。
結成当初からのメンバーで、ベーシストとして「オバビ」を支えてきたマツさんが、9月9日の立川「Heart Beat」でのライブを最後に脱退します。
やむを得ない事情があってのことだと思います。おつかれさま、そして今まで素晴らしいステージを本当にありがとう、と心から言いたいです。
あの「ビートルズ」も、実はデビュー前、何度かメンバーが替わっています。「ビートルズ」を去って、彼らと一緒に世界的に有名にならなかったメンバーも、その存在は無意味だったのではなく、むしろそのメンバーがいたからこそ「ビートルズ」は「ビートルズ」となり得たのです。
「オーバービークル」はこれからも驀進を続けるでしょう。逆風もあるでしょうが、カドさんの歌声が北海道から沖縄まで、あるいは海外にまで届く日はきっと来ます。
その時、今の「オバラー」は、「マツというメンバーがいたんだよ。この男がいたからこそ『オバビ』は『オバビ』になったんだよ」ということを、声を大にしてできるだけ多くの人に伝えていかなければならないと思っています。
9月9日の「オバビ」ライブ、私は震災復興イベントの先約があるため行けないのですが、お時間のある方はぜひ、「オバビ」発祥の場所でもあるという立川「Heart Beat」にお越し頂き、マツさんの勇姿を目に焼き付けてください。
詳細はコチラをご覧下さい。
http://overvehicle.com/pc/index.html
(「オーバービークル」オフィシャルサイト)