「月」がよく似合うライブでした。
「月見ル君想フ」という南青山のライブハウスは、ステージ後ろの巨大な「月」の背景が名物。もう一つ、沖縄系アーティストの出演が多いことも知られています。
http://www.moonromantic.com/
6日は「7月のかりゆし」と題して、沖縄から「カラビサ」を招き、東京で活動するいずれも石垣出身のカワミツサヤカさん、「ストライクカンパニー」が迎えるというイベントを開催しました。
カワミツサヤカさん
http://www.kawamitsu.jp/
沖縄系アーティストというと、どうしても三線片手に沖縄音楽をふんだんに取り入れた曲を歌うというイメージがあり、東京の人間はそれを求める傾向があります。しかしカワミツさんはそれほど沖縄を前面に出している訳ではなく、聞き流していたら沖縄出身と気づかない人もいるかもしれません。にもかかわらず、カワミツさんが創り出す神々しいまでに美しい歌の世界は、「沖縄的な」アーティストの世界に勝るとも劣らないものです。
お決まりの「沖縄」だけが沖縄ではない、もっと奥深いものなのだ、と教えてくれるようです。
「ストライクカンパニー」
http://strikecompany.com/
男性2人組ユニット。アコースティックでもライブをするそうですが、今回はサポートメンバーを加えてフルバンドでのライブでした。同じく石垣出身の「きいやま商店」に似た感じ。カワミツさん同様それほど沖縄色は濃くありませんが、沖縄独特の明るさで聴く者を元気づける音楽でした。
「カラビサ」
http://karabisa.com/
普段は沖縄本島で活動する女性デュオ。これまで名前だけは知っていて、良いらしいということも聞いていましたが、聞きしにまさる素晴らしさでした。宇宙から降ってくるような、「てぃんがーら」(沖縄の言葉で天の河のこと)が奏でる流れの音のような、妙なるハモりでした。
(以下略(^_^;))
ライブ後、カワミツさん、「カラビサ」のお二人とお話することができました。「カラビサ」に同行して、何と、沖縄・北谷(チャタン)にある「MOD's」という、沖縄好きの間では結構有名なライブハウスの代表の方が来られていました。ちゃっかり名刺も頂いてしまいました。(ラッキー!o(^▽^)o )
カワミツさんや「カラビサ」が、このハコの「月」をバックにして唄うと、まるで「女神さま」のようでした。神秘的な空間でした。