キックの名手、本郷司令塔 小林晋一郎 秘話 | ラグビーを楽しもう!  

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こんにちは。
本日二人目の秘話は、昭和56年度 我らが司令塔。小林晋一郎です。

小林と言えばロングキック、ロングキックと言えば小林と言って良いほど、当時の目黒、久我山は彼のロングキックに翻弄されていました。

なにせ、自陣22ライン内側からのタッチキックが、いきなり相手陣内22mラインの内側のラインアウトになってしまうくらい飛ばすので、せっかく前進して陣地を取ってきた相手FWからすると、たまったもんじゃないと言う訳なんです。

それから、正確無比なプレスキック。小林は左右どの位置でも40m位の距離は入れてく実力を持っていました。そして、キックの名手小林を全国区にした試合が、花園第一グランドで行われた二回戦の興国高校戦のドロップゴールでした。

風上の前半の終了間際、0ー0の状況で、フリーキックを得た本郷高校。小林はスクラムハーフ池澤にボールを渡し、ちょん蹴りして俺にパスしろと指示。約40メートル弱の位置から、生駒山下ろしの風に乗せて、Hポールど真ん中に難しいドロップゴールを決めて見せました。

虎の子のこの3点を、後半30分、風下に回った本郷は、興国高校の猛攻から守りきって勝利。小林の高いキックの技術と、本郷フィフティーンの鉄壁の守りにより生まれた、大会最小得点による、完封劇が達成されたのです。

冷静な判断と、自分で持ち込んでマークを抜き去るステップワーク。明治大学の北島忠治監督も八幡山で注目するほどの小林であったが、唯一の弱味が、高校2年の頃から癖になってしまった、肩の脱臼ぐせでした。

タックルに入ると、かなりの高い確率で脱臼を起こしてしまい悶絶するのですが、自分で脱臼した側の手で同じ側の足を掴みながら肩を伸ばして自分で入れて、試合を継続する様子をずっと見てきました。そのガッツは凄いと思いましたが、この脱臼ぐせがもしなかったら、明治大学でも間違いなくスーパースターになっていた、逸材だったと思っています。

さて、いよいよ明後日、東京朝鮮高級学校と本郷高校の準々決勝の激突があります。相手も花園を目指しているとの事ですが、気持ちで負けることがなければ、技術では負ける事は無いと思っています。

全力でぶつかり合い、自分達のラグビーさえ出来れば、負ける事はありません。今年の本郷は今までの本郷とは違います。中学から続けている、中学ラグビー全国準優勝経験者を含む、頭の良いラグビーエリート達です。やってくれると私は信じています。

頑張れ本郷高校フィフティーン❗

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