蕩れーニング | トムのブルース

トムのブルース

NO FUTUREな飼い主と、敏捷性に欠けているアビシニアン“トム”のブルース。トムさんは旅立ってしまったけれどブルースは鳴り続ける。

フラれて丸1ヶ月でLINEも連絡先も消してきっぱりもう未練を垂れ流すのもやめようと思ってた。

でも全然出来なかった。







未だにフラれた理由を考えてはすごくへこむ。

もう未来のビジョンが見えないの一言は、

やっぱりお前違ったわ、相応しくない、将来性ないわ、お前ダメだわ、と全否定されたようで、

自分の中に話し合いでどうにかなるようなものではないとてもダメな何かを抱えたまま放り出されたような気分になる。



自分が悪かったであろう部分を無理矢理でも挙げればいくらでも挙がる。

お金持ちじゃないとか、山口一郎じゃないとか、彼女の気持ちがわからなかったとか、つまらない男だったとか。

しかし本当の答えはわからないし、そんな事を繰り返していても自己肯定感が下がっていくだけでさらにモテなくなってしまう。


同棲や結婚はもちろん頭にあったものの準備が出来ておらず、あと一年後くらいの感覚でいたのも後悔している。

さっさとしてしまえばよかったんだ。

それはそれでよりつらい別れになってたかもしれないが。


かつてお付き合いしてくれた人とは同棲すら考えられなかった。

毎度一人になった時に自分の時間が出来たとホッとするくらいだったから。

しかし彼女とは違った。何するわけでもなく一緒の空間にいるだけで嬉しかったし、帰った後はいつも寂しくなった。一年間ずっと。

こんな事ならもっと無理矢理にでも会える時間は会えばよかった。

あまり会いたいとか言っても必死なおっさんキモいと思われるんじゃないかとか、

飽きられるんじゃないかっていう不安もあって、クールぶってしまっていた部分もある。



何をどう捉えてどう言おうが結局は僕はそうだったけど彼女はそうじゃなかったってわけで、

ほぼ毎日未練を垂れ流してるうちに自分を美化してる事もあって、そりゃこんなキモいおっさんフラれて当たり前だわって自分で思うこともある。

だからさっさとまた独りに慣れて、毎日のように似たようなことを何度も書くこんな情けない生活はやめなきゃいけない。


そこでトレーニング。

フラれてから毎日のようにゾンビの如く自転車で2、3時間走っていたので体重はフルマラソンしてた3、4年前に戻っていたが、筋量が落ちてただの痩せた体になってしまったので筋トレを本格的に再開しようと思う。

フラれてトレーニング始めるなんて王道でいいじゃないか。




心肺機能も含め、この時の体を超える体を作る。