今日でフラれてからちょうど1か月。
今週は会いたいなと思ってたその日の寝起きにちょうどLINEが来てて、
僕らツーカーじゃないかなんて思って開いたら唐突なお別れのメッセージ。
寝起きで頭も回らずじたばたしてもしょうがないと思ってなんだか聞き分けのいい返事をしてしまったあと、現実感がなかったのでもう一度寝た。
しばらくして目を覚ましたら、やはりこれは現実で、おまけにいつのまにか彼女がうちまで来てポストに合鍵を入れていた。
ポストの中の合鍵を確認してようやく終わりな事に気付いてパニックになった。
別れを決めてうちに向かって歩く彼女の姿、鍵を入れて去っていく彼女の後ろ姿が鮮明に浮かんで哀しみと不安と恐怖に襲われた。
そこから防衛本能からかずっとSNSで未練を垂れ流し続けた。
1か月で大分落ち着いたとは言え、やはり寂しさは変わらないし、彼女のことはまだ世界一かわいいと思ってるし大好きだ。
誰かにフラれた話をすると、僕のためを思ってなのはわかるが、稀に彼女の事を悪くいうやつがいるが、そんなやつは許せなくて棒で膝の皿を粉々に砕いてやりたい。
彼女の健康と幸せを祈ってるなんて口では何度も言いながら、何かの拍子にまた前みたいになれるんじゃないかなんてどこか思ってた。
あまりにもおめでたい頭だ。
もう戻らないし、彼女は僕以外の誰かと幸せになる。
ジェニファー・ロペスとベン・アフレックにもなれない。
街で見かけたら手くらい振ってくれたら嬉しいだなんて言ったけど、もし本当に手を振ってくれても多分今の僕は気付かないふりをしてしまうと思う。
別れた相手と友達みたいになるなんて僕には無理だ。
フラれて1か月記念によく通っていた居酒屋に一人で飲みに行った。
ここに一緒に来れたのは一回だけ。
「マスター、フラれちまいましたよ。何が悪かったのかなぁ?」という典型的な会話をした。
お店の人たちは彼女が大病を抱えていて僕の幸せのためを思って自ら引いていったんじゃないかという説を推してた。
一緒にいるだけで他に何もいらないくらい好きだったから本当にそうだとしてもずっと一緒にいたかった。
本当はここでLINEや連絡先を消して完全に切り替えるつもりだったのに出来なかった。
前に進むにはもう少し時間が必要だ。