おはようございます、
紙太材木店の田原です。

快晴ですね、
この天気を
今週の建前(上棟)が終わるまで
取っておきたい

今のところ今週は
雨の予報は出てませんが
ここ数日、天気予報が
気になって仕方がありません。

中川辺の家
今週、水曜日から建前です。


前回、焼杉の防火効果や
木材の燃えしろ設計について
触れましたが

木材の燃焼スピードについての
論文
​がありました。

簡単にまとめると
森林総合研究所で行われたもので
試験体(杉、カラ松)を
加熱炉にいれて
一定時間燃焼(45分)させ
消化させた後に
残った断面を測定したものです。

試験体(杉、カラ松)の断面サイズは
梁で小さなものは15cm×30cm
大きなもので24cm×40cmto
柱は18cm×18cm

各種のサイズで行われています。

45分間も加熱炉で燃やされますから
燃え切ってしまうと
燃焼スピードが分かりませんから
幅については
一般的に使用されるサイズ
10.5cm~12cmより
大きめの15cmが使われています。

薪ストーブをお使いの方でしたら
15cm×30cmの梁が
45分でどれくらい燃えるか
なんとなく想像ができるかもしれません。
(そんな大きなものはストーブには入れませんけど)

結果を申し上げると
45分間燃焼させた
含水率15%の杉の平均燃焼速度は
0.79mm/分
カラ松は同
0.74mm/分

両方とも
10分間、炎にさらされ燃えても
表面からは7~8mmほどしか
燃えないということになります。

45分では
0.79mm×45分=35.55mm
約3.5センチほど
表面が焼けるということになります。

炎にさらされた時
鉄は5分程度で強度は半分になって
15分で約1/10になりますが

木材の場合表面が炭化していくにつれ
強度は落ちますが
20分ほど経過しても50%残ります。

45分燃焼しても
構造上必要な耐力が確保できるだけの
大きさの木材を使う
あるいは
その表面にPBのような不燃材を貼れば
木造の建物でも
防火地区で建築が可能です

最近では木造の3階建てアパートや
海外では10階以上のビルまで
木造で建てられています。
構造を木材にして
木材の表面に防火層を形成する手法です。

一般の方は
木造は火災に弱いという意識が強いですが
それは設計者の研究心次第とも言えます。

 

 

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