おはようございます、
紙太材木店の田原です。

梅雨も明けて
すっかり夏ですね。
先ほどから蝉が一斉に鳴き始めました。

ただ、先日までの雨で
まだ地面は乾いていなくて
湿度は80%を超えています。

さて、湿度(水蒸気)
冬は足りなくて
夏は有り余って
あの手この手を使って
処分しなければなりません。

最近の家づくりを検討される方も
夏の水蒸気の処理に
関心を持たれるようになりました。

住宅情報を収集する過程で
換気の重要性や
換気の種類
気密の大切さなどに
気が付かれるわけですが

玉石混合の情報の中で
茶畑の中に入ってしまわれる方も・・・

その中の一つに
給気口の取付場所を
どこにするかと言うのがあります。

壁付けの3種換気の場合
ダーティーゾーンである
トイレや浴室、キッチンから排気して
給気は各居室に給気口を設けますが

その給気口を
エアコンの下に設けるのか
横かあるいは上か
どこにしたらいいか?

基本は
拡散する前に捕まえる、ですから
エアコンの吸い込み口のすぐ上になります。

なぜなら、
エアコンの吸い込み口は
エアコン本体の上部にあるからです。

吸い込んだ空気を
エアコンが
温めたり
冷ましたりして
吹き出す。

夏であれば
高温で湿気をたっぷり含んだ空気が
家中に散らばる前に
吸い込んで結露させ
冷たい空気にして
送り出す。

冬であれば
冷たい空気が部屋の中に
拡散する前に吸い込んで
暖かくして吹き出す。

給気口とエアコンの吸い込み口が
離れれば離れるほど
高温の空気
冷たい空気
高湿度な空気は
エアコンを通らず
室内に拡散していきます。

一旦拡散したら
家中に広がったら
それを捕まえるのは大変
吸い込み口は一つしかありませんし
場所は固定されてます。

自分で動き回って
水蒸気や冷たい空気
暑い空気を
捕まえることはできません。

エアコンに気持ちよく働いてもらうには
効率よく働いてもらうには
室内をより快適にするには

給気口の位置は
入ってきた空気が
エアコンの吸い込み口の上に
来るようにしなければなりません。

すぐ上に来たとしても
ダクトで繋いでいるわけではありませんから
わずかな距離で
室内の空気と混合されることになります。

壁付けの3種換気では
各居室に給気口がありますから
エアコンも各部屋に必要ですが

ダクト式の3種であれば
給気口は家の中で
1か所に絞ることができます。

つまり、
工夫次第で
1台のエアコンで
家中全室冷房も
可能と言うことになります。

もちろん
断熱や日射遮蔽
気密は必須となります。


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