おはようございます、
紙太材木店の田原です。

本日も快晴で気持ちのいい朝です。
週末からは梅雨入りのようですから
貴重な晴れの日と言っていいでしょう。

さて、
事務所の外は17度
事務所の中は21度
ドアや窓を開けると
気持ちのいい空気が入ってきます。
エアコンはまだ出番はありません。

窓には網戸がありますが
ドアには網戸がありませんから
蚊も入ってきます。

対策は蚊取り線香です。
電子蚊取り線香ではありません。

昭和なと思われるかもしれませんが
アナログなので
目で見てわかる利点があります。

先ず、
蚊取り線香の長さで
使う時間を決められます。
1時間で出かけるなら
15センチ程度
30分なら7.8センチくらいとか
残りの長さで
どれくらいの時間効くか分かります。

もう一つは
煙が目で追えるので
どちらの方向に
煙が流れているか分かります。

実はこれ
見えない空気の流れを
見ることができるんですね。

窓やドアを開けておくと
空気がどのように動くか?

例えば
通風のため
西側と北側の窓を開けて
卓越風はこちらからですから
このように風が通ります。
なんて図面上に風の通り道を
書かれるかもしれませんが
ホントかな?

冬になると部屋が寒いけど
隙間風はどこから入ってくるのか?

空気の流れを見るのに
一般の方が
簡単に使えるのが
蚊取り線香なんですね。

風速で言えば
1秒間に5センチ程度の空気の流れは
ケストレルでは無理で
専門の風速計が必要ですが
風速5センチ/秒では
どちらの方向に流れているかは
手をかざしたくらいでは分かりません。

どっちの方向に流れている?

親子4人で
寝室のドアを開けたまま寝た時
空気はどう流れているか?
ドア1か所だけ開けただけで
空気は流れて入れ替わっているのか?

ドアを開けて
エアコンをつけたまま寝た時
冷気はどう流れているか
部屋の外に流れていくのか?
部屋の外の空気は
どうやって入ってくるか?

私の事務所にはドアが二つ
西側と北側にあります。
この二つのドアで確認していましょう。

西側のドア
高さは2mほどです。
ドアの下の方ではこんな流れで
室内に向かって流れています。


ドアの上の方はこんな具合



風鈴がかかってますが
風鈴はそよとも鳴いていません。


北側のドアも同じです。
上の方の空気は外に出ていきます。




下の方は入ってきます。



蚊取り線香の煙の速さは
風速で言えば0.06m/s
1秒間に6センチくらいでしょうか。

出ていった分は
入ってくるわけですが
空気の流れは複雑で
目に見えません。

エアコンの暖かい空気は
どう動いているか?
エアコンの冷たい空気は
どう動くのか?

2階でエアコン冷房した時
冷気はどうやって広まっているのか?
階段周りではどう動いているか?
吹き抜けでは?
エアコンの噴出し口の方向を変えると
どうなるか?

蚊取り線香片手に家中徘徊・・・
多分、奥さんに叱られますね。

以前ご紹介した
山本亜耕さんの秘密兵器もいいのですが
蚊取り線香もいいんですけどね・・・

1.8mx2.7mの吹抜けがあると
面積は4.86m2です。
その半分の面積
2.43m2が上昇空気で
下降空気も同じく2.43m2

2階のエアコンの冷気が
ゆっくり、風速4センチほどで
1階に下りていくとします。

1時間にどのくらいの空気が
吹抜けから1階に下りていくか?

2.43m2x0.04mx3600秒=349.9m3

30坪くらいの家の
家の中の空気の量は
100m2x2.4mで240m3ほど
2階をその半分とすると
120m3

349.9m3分の空気が下りていきますから
2階の空気が120m3なので
1時間に3回分くらい
下りていく計算になります。

同時に1階の空気も
同じ量だけ2階に上がる

吹抜けがあれば
いいというわけではありませんが
吹抜けがあるといいですね。

それに蚊取り線香も。