おはようございます、
紙太材木店の田原です。

本日も快晴で
気持ちのいい朝です。

今朝の日経新聞に
太陽光パネルの
再利用義務化の記事が出ていました。

記事によると
耐用年数が20~30年なので
2030年代半ばに寿命が来るパネルが
増加すると予想されるので
その対策とか
来年25年には
関連法案を出すとあります。

家電がリサイクルの対象なのは
ご存知かと思います。
もちろん冷蔵庫やTV、
洗濯機もリサイクルの義務があって
所有していた人が
リサイクル費用の負担する仕組みです。

自動車も同じですが
資源の有効活用や
環境に対する負荷の低減など
リサイクルすることでの
様々なメリットが
社会全体にあります。

単に、
廃棄して埋める
あるいは焼却することと
リサイクルすることでは
一定の費用が掛かることは同じでも
長期的な視点に立てば
多くのメリットがあります。

最も身近な
ゴミの分別は
既に誰もが当たり前と思うようになりました。

住まいの設計時にも
分別用にゴミ箱の設置は
何種類か検討しますし
資源ごみと言われる缶や
ペットボトルなどの置き場所も同様です。

生活用品のほとんどが
既にリサイクルされる時代とも言えます。

上の写真は
カップボード(食器棚)の引出しです。

引出しの箱の部分ではなく
正面の板の裏側です。
三つの穴は引出しの把手を固定するビスの穴
二つのプラスチックの穴は
引出しの箱とこの板を固定するためのもの

パーティクルボードと言われる
細かな木片を合成樹脂で固めて
圧縮したもので
木材のリサイクル品と言えます。

そのボードに塩ビ加工のシートが張ってあります。
シリーズの中では
上位の部類で
塩ビシートの木目の印刷は
上位になるほど本物らしくなります。
もちろんシートは
その会社のオリジナルですから
同じものは手に入りません。

 

扉や引出しの付いている箱は
パーティクルボードに
塗装がしてあるものです。


木材のリサイクル品で作ってありますから
環境にも優しく
負荷がかかりません

SDGsを意識した商品です・・・


設置して10年とか
残念ながら
この商品のリサイクルはできません。

扉や引出しの面材なので
取り外して
家具屋さんに作り直してもらいます。

もちろん
パーティクルボードに
塩ビシートを張るのではありません。

家具や扉だけでなく
住まいに設置されるものは
できるだけ長く使えるものがいいです。
そして、
いつでもどこでも
容易に手に入り
誰もが直せるものが

大手の建材メーカーの
このクラスと比較するなら
造作で作っても
金額的には同程度かお値打ち

ホテルライクなデザインもいいですが
一般の住宅は
ホテルや店舗の内装のように
一定期間毎に
内装をリニューアルする訳ではありません。

上の写真のようになるのは
偶々偶然かもしれませんが
その作りは
金額に見合ったものかどうか。

どう思うかは人それぞれですが
シュールームで
それを目の当たりにすると
いいやん、
これで十分と思ってしまう人も・・

コストに見合っているか
何十年も使えるか
補修はできるのか
リサイクルは

見栄えだけでなく
他にも検討要素はあります。