おはようございます、
紙太材木店の田原です。

先ほどから
雨が降り始めました。
明日も雨模様の予報です。

気象庁の予報では
平年の東海地方の梅雨入りは6月6日
昨年は5月の29日

梅雨明けが7月19日ですから
40日以上は何かしらの
梅雨の影響を受けることになります。

洗濯をした時の
洗濯物をどうやって乾かすか?

最近はガス乾燥機を入れられる方も多いですし
全自動の洗濯機で乾かす方法や
室内干しを強行される方も
あるいはまとめて
コインランドリーでと言う方もおられると思います。

お子さんの進学や進級など
洗濯物が増えるにしたがって 
洗濯機を新規に購入して
全自動で乾かすことを検討されてる方は
注意が必要です。

ガス乾燥機は
乾燥に伴って出る水蒸気は
室外に排湿されますが
全自動タイプの洗濯機は
排湿機能のあるものと
無いものがあります。

つまり、洗濯物の水分が
水蒸気となって室内に放出されるタイプです。

部屋干しをしても
結局は同じ量の水蒸気が室内に出るのですが
自然乾燥には時間がかかりますが
強制的に乾燥させますから
短時間に放出されることになります。

取説に乾燥時には
窓を開けてと書いてあれば
そのタイプである可能性は高くなります。

排気タイプと
水冷除湿タイプがあって
排気タイプは室内放湿ですから
稼働時には窓開け必須ですね。
最近はヒートポンプ乾燥なんていうのもあるようですが・・

ガス乾燥機の場合
排湿筒があって
水蒸気はそこを通って
室外に排気されますが
それ以外の上記の場合は
そのような排湿筒はありません。

ヒートポンプ方式も
水冷除湿も
洗濯機内で結露させ
排湿するタイプですが
どれだけ除湿できているかは
調べた範囲では
はっきりわかりません。

言葉では結露させて
排湿すると簡単に言えますが
発生した水蒸気の何割が結露するのか?

水冷除湿タイプでは
水の温度はそれほど低くないことから
結露する量も多くはなさそうですし

ヒートポンプ乾燥は
エアコンで言う
室内機と室外機が
洗濯機の中に同時にあるとすると
相当小型化してるわけで
除湿できる量は実際どれだけなのか
気になるところです。

各方式とも
実際のところは
洗濯機が置いてある部屋の
窓をあけて、換気扇をまわすという
アナログな対応をすれば
それなりに問題はありませんが

梅雨時では
高湿度の外気が給気口から入ってきますし
夏は高温の外気が入ってきます。
除湿できる洗濯乾燥機と聞くと
そんなに便利なものがあるのかと
ある意味期待しすぎてしまいます。

住まいの設計者としては
住宅の性能が向上していく中
家電メーカーには
乾燥機付き洗濯機で
洗濯物を乾燥させたとき
何キロの洗濯物を乾燥させると
何キロの水蒸気が発生し
各方式で処理できる水蒸気の量は
何キロで
室内の放湿される水蒸気がどれだけなのか、
取説に書いておいてくれると助かります。

一般的には
脱衣室に洗濯機があり、
隣は浴室です。
なるべく早く乾燥させたい浴室ですが
隣の洗濯乾燥機からは
乾燥を妨げる水蒸気が出る構図です。

これからの梅雨入りを前に
どうするか?

住まい手が
どんな洗濯機を購入するか?

洗濯物は室内干しの場合
どこに吊るされるか?
 

設計者には住まい手が
どういう生活をするのかによって

様々な対策やアドバイスが求められます。