おはようございます、
紙太材木店の田原です。
書いているのは昨夜で
本日は早朝から
全館空調講座の実測で
横浜へ向かっています。
演習問題の簡単な復習
気温11度 湿度70% 200m3の部屋で
600wの電気ストーブを3時間つけた。
その時の部屋の温度と湿度を答えよ。
今はこの段階
これから、
その部屋の外皮のUa値○○
外気3度湿度70%
室内側のUa値〇〇
600wの電気ストーブを3時間つけた。
その時の部屋の温度と湿度を答えよ。
更にその先は
顕熱交換率〇%
潜熱交換率〇%で
1時間に50%換気した場合の
温度と湿度は?
数学的な思考回路が
随分さび付いてますから
何を計算するにも時間がかかります。
若い時なら
もっとスラスラと・・・?
この手の計算は
何度も類似の問題を解いて
脳の神経回路を復活させる以外ありません。
さて、
前回、住まいのメンテナンスについてお話ししました。
住宅業界では
診断と
診断に基づく修理や修繕を
ひとまとめに
メンテナンスと言います。
本来別々のものをひとまとめにすることで
住宅を建てた会社や
HM、工務店でなければ
メンテナンスができないように
思わせています。
オープン化され
共通の構造で建てられた
在来軸組み工法
2x4工法であれば
構造的な仕組みは同じです。
フラット35の共通仕様書に基づいて
2x4も在来軸組工法も建てられているのですから。
構造的には同じ仕様で建てられている住宅が
なぜ同じHM、
同じ工務店でないと
メンテナンスできないか?
そんなことはありません、
そのように思わされているだけ
なのではないでしょうか?
10年しないうちに廃盤になるような
工業製品の外壁や
合板フローリング
塩ビ張りのドアや
巾木や廻り縁
廃盤になれば
誰がメンテナンスしても
新しいものに取り換える以外ありません。
工業製品ではなく
自然な杉や桧、あるいは広葉樹
地場の職人の作る畳や建具
襖や枠材
仕上げの漆喰や和紙
誰でも
いつでも
どこでも
手に入る資材や建材であれば
50年後でも何の心配もいりません。
誰かが直してくれます。
HMの家の壁紙(クロス)
品番もクロスのメーカーも分かっています。
でも品番はそのHM独自の品番で
一般に流通している品番ではありません。
工務店がその品番で入手しようとしても
買えないんですね、断られます。
そのHMでしか
同じクロスで張替えができません。
囲い込みなんでしょうけれど
建てた人は
自分が囲い込まれてるなんて
そんなことはこれっぽっちも思ってないでしょう。
長期優良住宅で
構造を含む図面が
住まい手がアクセスできるよう
残っていれば
30年後
40年後
70年後でも
誰でもメンテナンスすることができます。
どの程度の図面を残すかは
建てた会社の方針次第
契約の前に確認しましょう。