おはようございます、
紙太材木店の田原です。

今朝は小雨が降ってますが
花粉の症状がかなり出てます。
鼻水が止まらない・・・

週末に点検に訪問しました。
今渡の家の5年点検です。
5年も経つと
ご家族も増え
今年更にもう一人誕生されるとか
3人のお子さんになりますから
賑やかで楽しそうですね。

自然温度差は10度を越えてますから
エアコンの温度設定は20度
ご主人は素足に短パンで
暖かく過ごされていました。

昨年末に
換気装置のフィルターを交換されたのですが
交換する前後の
給気と排気の風速を測定されて
エクセルでグラフにされていました。
αA(開口面積)と時間をかければ
風量が分かります。

住まい手の方も
ここまでされる時代ですが
一般の方でこれから
家を建てようとするなら
最低でも
断熱や換気、気密、耐震と言ったことは
残念ながら
自分自身で勉強する必要があります。
理想を言えば
小学校や中学校くらいで
授業のなかに組み込んでいただくと
いいのですけれど。

さて、
そんな家に住んでいれば
万事大丈夫かと言えば
そんなことはありません。
住まい手自身で
メンテナンスするところは数多くあります。

メンテナンスは
HMや工務店がする部分と
住まい手自身がする部分がありますが
日常の手入れは住まい手にかかっています。

その中で
あまり意識されていないのは
排水管や排水桝のメンテナンスです。
道路に埋まっている
下水管まで伸びている
排水管の事です。

建物の汚水は
まとめて全て下水管に接続されますが
問題はキッチンで出る油が
管の中や桝で
固形化すること

様々なものと混ざり合い
徐々に固形化していきます。

トイレも節水優先で
流す水をいかに少なくするかが
競われていますから
大量のトイレットペーパーを
流せば詰まりの原因になります。

汚水排管の詰まりの予防は二つ

台所で食器を洗う時は
油分をキッチンペーパーなどで
拭いてから洗う

年に一度は
汚水桝のフタを開けて
詰まりが無いか確認する
何か詰まっているようであれば
ホースで強い水を出して洗浄する

この二つは
HMや工務店ではしてくれません
住まい手自身がする必要があります。

メンテナンスは
全てHMや工務店と思っていると
ある日突然
汚水が詰まって
逆流と言う悲劇が起こります。

長期優良住宅の維持管理では
5年目の点検の後の
次の点検は
10年点検です。

その間
5年の空白期間があります。
食器の油は拭いて洗う
毎年、桝のフタを開けてチェックする
この二つをお忘れなく。