おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は粉雪の舞う寒さでしたが
今朝も冷え込んでいます。
昨日、新聞のチラシが入ってました。
築30年の家のリフォームの見学会です。
チラシには高断熱リフォームのプランが
紹介されています。
高断熱リフォームで叶えられること
「新築並みの暖かさを実現」
現行の*省エネ基準に適合した
断熱効果を得られることで
新築住宅同等の暖かさを
体感いただけます。
*平成28年省エネ基準
「冷暖房費削減も」
高い断熱性能により、夏季・冬季の
冷暖房費が低減され、
家計にやさしい住まいへと
生まれ変わります。
高断熱と言う言葉の定義が
日本ではありませんから
一般の方読めば
そうなんだ、高断熱なんだとなります。
日本人は高○○が好きで
一昔前の三高は
高学歴
高い身長
高い年収ですが
これも、実際の定義はありません。
どちらかと言えばイメージでしょうか。
平成28年省エネ基準の
5.6地域のUa値は0.87で
断熱性能等級4
来年には最低基準になりますし
6年後には建てることが
認められなくなる基準になります。
確かに今年中にリフォームすれば
新築並みの暖かさになりますが
上には5.6.7等級がありますから
来年からは新築で最低の暖かさ・・・
それを高断熱だ、と言うのは
誰が聞いても無理があります。
上のチラシは
ウソを言ってるわけではありません。
確かに、今年中は
来年には最低になる
新築並みの暖かさですし
冷暖房費も下がるでしょう。
ただ、
時代とともに
断熱性能基準が
どんどん変わっています。
比較対象をどこにするかで
高断熱にもなりますし
最低の断熱にもなります。
EUでは
エネルギーパス法があります。
住宅を販売、建てる時には
その家の燃費を表示し
グラフによってその家が
全ての基準の中で
どの位置にあるのか
誰もがその燃費を理解するように
表示する義務があります。
1年間その家に住んだ時
冷暖房光熱費でどれだけの
エネルギーが必要か?
単位はkWh/m2・年
最近は1kwhで38円くらいと
多くの方がご存知なので
年間48kwh/m2必要な家なら
100m2の家で
100m2x48x38=182.400円
すぐに
誰でも計算できます。
それが表示義務化されてますから
高断熱?
高断熱!
なんて言葉に
迷わされることはありません。
因みに平成28年省エネ基準だと
EUでは残念ながら
なんやそれ?
猫もまたいでいくレベル
誰にも相手してもらえません。
でも、日本では
高断熱リフォーム!
基準は断熱等級や
Ua値、G2・G3ではなく
年間のエネルギー消費
中でも冷暖房負荷(需要)が
どんだけなのか?
XやLineなどのSNSでは
我が家のUa値やC値
G2G3の話しが出ますが
冷暖房負荷(需要)の話しは
ほぼ皆無
と言うより見たことがありません。
実務者自体が触れないので
一般に浸透していませんから
実務者の責任は大きいと思います。
Ua値や断熱性能等級の競争は
ある意味、楽チン
なので
楽をしたい
HMや工務店、設計事務所は
そちらに持っていこうとします。
でも、
住まい手の立場になれば
等級やUa値よりも
冷暖房負荷や
その家の燃費こそ知りたい情報であり
知るべき情報
その立脚点がどこにあるか
住まい手か
自分達の都合か
見極める必要があります。
HMや工務店をお訪ねになった時
Ua値や断熱性能等級の話しが出たら
冷暖房負荷(需要)を聞いてみてください。
答えてくれるところは
多くありませんが・・・
全く同じ家でも
立地条件や家の向きで
異なった数字が出てきます。