おはようございます、
紙太材木店の田原です。

快晴で気持ちのいい朝
明日からは梅雨本番になりそうですから
貴重な一日となりそうです。

6月と言えば衣替え
制服を含め夏服になりますから
中学、高校時代は
学生服の上着を脱いで
カッターシャツでした。
女子のセーラー服も
黒から白と変わりましたが
最近はセーラー服や学生服での登校も
少なくなっているようで
(体操服で登校)
目で見る季節の移り変わりが
減って寂しい気もします。

そんな中
変わらないのが
建具の衣替え

障子や襖から
簀戸(すど)に建具を入れ替えます。
6月から9月末までの4か月間
家の中の季節は夏仕様となります。

入れ替えるということは
それを置いておく場所も必要となりますから
現在の一般的な住宅では
それなりの物置が必要となりますから
一般的ではありません。

ただ、一般の住宅でも
障子を設置している住まいは多くあります。
壁際や壁の中に引き込めるようにすれば
保管する場所の心配はいりません。

と言うことは
簀戸も同じようにすれば
保管場所に悩むことはありません。

下の写真は
MOKスクールの研修でお伺いした
倉敷の建築家の方の自邸

 

 

一番奥が雨戸
手前に向かって
ガラス戸
簀戸
障子
板戸
5段構えの構成です。


簀戸と障子を出してみると
こんな感じになります。

 

 

現代の住まいでも
ちょっとした工夫で
建具の衣替えができます。

高性能な住宅だから
そんなのいらないなんて
無粋なことは横に置いておいて

エアコンのいらない今の季節
だけでなく
エアコンの必要な真夏でも
窓を閉めて
簀戸を閉めれば
目で見る夏を感じることができます。

夏の住まいが快適の次は
日本の建築文化に
触れてみてはいかがでしょう。