前知識なしで手にしたのですが、

冒頭からソウルの街の描写が現れて

意表を突かれました。

 

『愛のあとにくるもの』 辻仁成(2006年) 

 

想像してた内容とは違ったけど、

もっと若い人が読めばいいのかな~。

50代が読んでもね~うさぎ

 

書評を見ようと思ったら・・・

ああ、これって、

少し前に話題になってた

辻仁成さん孔枝泳(コン・ジヨン)さんとの、コラボ作品だったのですね!

 

・辻さんが男性目線バージョン

・孔さんが女性目線バージョン

 

なんですね!!

 

下矢印こちらが韓国語で書かれたコン・ジヨンさんの本の翻訳版。

 

主人公が追いかける女の子の名前が

チェ・ホン(崔紅)なんです。

こっちは紅(ホン)さん側からの述懐?

 

正直あまりピンとこなかったので、女性目線の文章を読んでみてもいいかもしれません。

図書館で探してみます。

 

この本が、韓国がらみとは知らなかったな。

 

尹東柱の詩も頻繁に引用されています。

日本と韓国の関係性も絡んでくる。

 

辻仁成さん自身も、中山みぽりんの前に、南果歩さんと結婚歴があるんですよね。

南果歩さんは1984年『伽倻子のために』でデビュー、はかない女の子役を好演されてました。

以前ブログでも書いたと思います。2007年に在日3世と告白されています。

 

 

純粋に 愛飛び出すハートについての本を読もうと思ったのに、

韓国韓国がらみでした。

やっぱり逃れられない爆  笑

 

 

 

あと、作品中に出てくる

「タッチョンイ人形」ですが、

チョンイは紙(종이)と類推できる。

 

タッチョンイは検索したところ、닥종이 で、

닥 は、紙の材料となる 닥나무, 삼지닥나무 のことで、

画像検索するとなんと!

 

最近フリートークの時間によく登場してた「ミツマタ」の花が出てきました。ミツマタの群生地を見に行ったという話を生徒さんからここんとこ複数回聞いてたんです。

 

종이 인형 の

닥 が

삼지닥나무 

 

面白いところで繋がってるな~と。ニコニコ

 

 

 

 

 

 

 

で、 『愛のあとにくるもの』とは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宝石赤追加宝石赤

愛のあとにくるもの・・・

韓国語版の原題は

「사랑 후에 오는 것들」 でした。

것들... [もの]は複数なんだな・・・