李容洙ハルモニが自らの所属する「正義連(挺隊協改め)」を批判したことを受け
正義連のユン・ミヒャンさん(先月、国会議員に当選)が、
「30年前に李ハルモニが支援事務所に電話してきた時
“私じゃなくて、私の友達が・・・”と言ってた(のを思い出す)」 と語った部分が新聞記事になり、
【えっ?李ハルモ二は慰安婦じゃなかったの?】 と一部で騒がれてましたが、
ユン・ミヒャン氏の発言意図はそこじゃない。
30年間共に闘ってきた同志に刃を向けられたことに対する脱力感から
ハルモニとの出会いを感傷的に回想しただけ。
当時は名乗りを上げるのも大変な時代だった、という意味です。
wikipedeaも朝鮮日報日本語版だけを根拠に、「ニセ慰安婦だったことが暴露された」って早々に記載するのは違うでしょう… 怖いですね。
今回ハルモニから批判を受けたユン・ミヒャン氏は、相当なショックだったと思います。
その心情は理解できる。
週明けの記者会見にも出てこなかったもんね。
慰安婦ハルモニはひたすら 絶対的な存在であるようです。
下のソ・テギョ氏の文章の中にもあるけれど
「運動団体と被害者との関係」って複雑なんですね。
たしかに、
被害者あってこその運動団体だから。
運動する人は被害者あってこそ、活動できる。
今回の内紛?について、徐台教氏の記事が出ました。
https://news.yahoo.co.jp/byline/seodaegyo/20200514-00178504/
ソ・テギョ氏は左寄りだけれど時々文章を読んでます。
日本生まれ日本育ち、今は韓国で家庭を持ちジャーナリストをしている方。
現地からの興味深い記事が多いので時々読んでいますが
やっぱり「締め」は私の意見とは相容れない。
日本政府は真摯に受け止めよー みたいな結論。
でもこの記事の写真で使われているような
「公式謝罪」も1995年に既にやってるのにね。
韓国ではまったくしていないように言われている。
「謝罪」は何度もやったでしょ!って言いたくなるよ、普通。
結局は「法的賠償」する・しないの部分で意見が分かれているだけ。
周知のとおり「法的賠償」は≪1965年日韓条約≫があるので難しいのであって。
それでも人道的な次元から、
もう随分と前、1995年に日本国の基金で支援事業を行ったのに
正義連(元 挺隊協)の妨害で、受け取りたいハルモニも受け取れず。
くすぶり続け、
水曜集会が始まり、
慰安婦像がバンバン建って、
海外にも慰安婦像が建ちはじめ、
ソウルとプサンの日本大使館前(後)にも建てられて、
2015年の「日韓合意」の時も70パーセントのハルモニがお金を受け取ったが
挺隊協傘下のハルモニは受け取らず、
それで「日本は謝罪も賠償もしていない!」といわれ続けてます。
思うに、
「運動団体」というのは最初は被害者救済のために立ち上がり発足するが
ー私はその時には必要だったと捉えていますがー
徐々に年数が経つにつれ、ある程度目的が達成されてきた後からは、
自分たちの運動のため、自分たちの思想のために活動するようになるんですよね。
そうなってくると一般(民心?)は離れていきます。
今回の騒動は正義連傘下のハルモニが
「うちらのおかげで多額の募金もらってるくせに運動本部が金をピンはねしすぎやろ!」
って反旗を振りかざした。
で、運動本部は
「運動本部というのは、他にも色々やるべきことがあるんです」
って弁明してる。
もう私たちがどうこう言う騒動ではないけど
「水曜集会」はどうなるんだろう?
ハルモニはやめろって言ってるよ。
韓国では若い人が心酔しているので、これを機に目が覚めてくれればいいなと思います。
↓ 大沼先生の著作。tolmengiが推薦します。川西図書館にありました。