実家に帰る途中、難波駅で韓国人旅行客はカップル1組だけ見ました。
先週は日曜日、今週は金曜日、時間帯も違うので一概に言えませんが、
以前と比べ激減してるのは確かです。
それにしても、『盗人猛々しい』ってムン・ジェインが言ってましたね。
昼のバラエティ番組で、コメディアンが 「これって流行してんのかな?」 と笑いをとってましたが
ほんとに笑える。
前はムン・ヒサン国会議長がこれを言ったんですよね。
「적반하장」=【 賊反荷杖】 という故事成語なんですが、
これが日本語に訳される時に「盗人猛々しい」と表現されています。
辞書に載っているので…。
私の個人的な意見なんですが、若干日本語のほうがキツイっていうか
「ぬすっと」という言葉が入っていて、しかも書き下し文なので(四文字熟語じゃない)、
なんかリアルというか、故事成語の格式がなくなり
相手を卑下する感じが強くなってる気がします。
賊反荷杖は「賊が反って杖を持つ」→ 「誤った人が反対に、正しい人を責める」とあります。
도둑이 도리어 몽둥이를 든다는 뜻으로, 잘못한 사람이 도리어 잘 한 사람을 나무라는 경우
これは最後が動詞なので、「そういう行為をする」っていう意味ですが
日本語の「盗人たけだけしい」の「たけだけしい」は形容詞で、類義語に「図々しい」や「破廉恥だ」があり
「ののしって言う語」とも書いてあります。賊反荷杖はそういう現象を言うだけなので
「盗人たけだけしい」のほうがキツイかなと思います。
そういう言葉のニュアンスを差し引いても
今回はもうちょっとついていけないというか
韓国語教室をしているという韓国人女性がテレビでインタビューに答えてたように
「日本人の生徒さんは事態が深刻なほど、政治的な話はしなくなる」
これは合っていると思います。
呆れれば呆れるほど冷めますね。
まだ年初のレーダー云々の頃は「韓国ちょっとおかしいんじゃない?」って
イライラするだけ愛情が残ってた。今はもうね。
文在寅あと3年か~
運動圏(民主化運動)出身の人が政権につくとこうなるんだなーと失望しました。
昔、ハンギョレ新聞創刊日を共感の思いで見ていたんだけどなー。
ちょうど留学している時(1988年)、隣のキョンヒ大生たちが、
とある新聞を買って来て見せてくれた。当時珍しいハングルのみの「横書き」でした。
その後、後を追うように他の大新聞社も縦書きから横書きに変わっていったんです。
ps、「盗人猛々しく」 を 「居直って」 と訳していた個人ブログ様を見かけましたが、
そのほうがいいと思いました。
≪追記2≫
私は昔から一貫してアンチ自民党の考えを持っており
80年代にたまたま韓国語(朝鮮語)の勉強を始め、ソウルに留学し
88年創刊当時からハンギョレ新聞には一目を置いていたんですが
今はハンギョレは「独りよがりの正義感」を宣伝拡大する機関誌のように見えます。
国内の民主化を達成したから、「闘争」する相手が必要なのか?
「アベ」がちょうどよかったと。
たしかに「アベ」や「世耕」や「河野」さんたちは、
情で話し合おうってタイプじゃない。
韓国はそういうのを敏感に感じ取るんだと思います。
今まで大目に見すぎていたっていう日本の論調も分かるんですが
基本がやっぱり、「併合は合法だった」っていう所から韓国とずれているんで。
私も「合法」って思ってますが、ひどいことをいっぱいしたと思っています。
ていうと「いいこともいっぱいした」って反論する人がいるのは知ってますが。
その思いの度合い・比率って、人に強制できないんですよね。
「自民党」と「文在寅」の相性が悪いのはそこかなと思います。
今までは「経済」というエサで妥協してウィンウィンの関係だったのが
ここにきて破綻したと。108年~74年前の歴史問題が原因で。
日本は植民地支配に対して謝罪しなかったわけではないし
人道的な立場で意外と努力もしてきた。
このままフタをしておく方法もあったのに、
文政権は過去積幣?をほじくりだす
「100パーセント」白黒つけて勝利し
「真の」民主主義を達成したい
それが一番大事、なタイプだったのです。
80年代「韓国民衆美術」の
全員満面笑みの版画みたいなイメージ。
今もあの観念か。