通っている歯医者さんで本の貸し出しをしてくれてるので、借りて読みました。
『必修すぎる文学作品をだいたい10ページの漫画で読む。 』 ドリヤス工場
出版社: リイド社 (2017/9/7)
著者の【ドリヤス工場】さんは、水木しげるさん風の作画です。
一見、見分けがつきません。
ドリヤス工場さんの作品の一部見本が読めます
上記の本の<収録作品>は
芥川龍之介「蜘蛛の糸/トロッコ」 福沢諭吉「学問のすゝめ」 織田作之助「猿飛佐助」
夢野久作「瓶詰地獄」 夏目漱石「吾輩は猫である」 森鴎外「山椒大夫」
坂口安吾「堕落論」 宮沢賢治「風の又三郎」 ルイーザ・メイ・オルコット「若草物語」
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」 谷崎潤一郎「春琴抄」 マルクス/エンゲルス「共産党宣言」
田山花袋「田舎教師」太宰治「富嶽百景」 新美南吉「手袋を買いに」 などなど
芥川龍之介「蜘蛛の糸/トロッコ」 福沢諭吉「学問のすゝめ」 織田作之助「猿飛佐助」
夢野久作「瓶詰地獄」 夏目漱石「吾輩は猫である」 森鴎外「山椒大夫」
坂口安吾「堕落論」 宮沢賢治「風の又三郎」 ルイーザ・メイ・オルコット「若草物語」
葉山嘉樹「セメント樽の中の手紙」 谷崎潤一郎「春琴抄」 マルクス/エンゲルス「共産党宣言」
田山花袋「田舎教師」太宰治「富嶽百景」 新美南吉「手袋を買いに」 などなど
その中で私が一番印象に残ったのは
『セメント樽の中の手紙』 です。
他の作品や著者は一度は読んだことや聞いたことがありましたが
葉山嘉樹さんという作家は知りませんでした。
国語の教科書に載ってる?そうですが、私の時はなかったです。
なので全く内容を知らないまま読み始めたのですが
かなり衝撃的でした。
それで図書館で原本を借りて来て読みました。
超・短編でたった5ページ。あっという間です。
この作品に限っては、漫画のほうが良かったかも・・・。
1925年の作品です。
高校の頃、『蟹工船』を読んで衝撃を受けたけれど、
これもその系統だったみたいです。
『セメント樽の中の手紙』は
ここで全文読めます。
本当に短いんですよね。
なので視覚的に迫ってくる漫画は、有効な手法だったと思います。
あと、「風の又三郎」なんかも
文章ではよく分からないんですが、漫画で読むと
雰囲気がつかめて新たな感慨を得ました。
あと、谷崎の「春琴抄」は
百恵友和映画の美しいイメージだったので(笑)
女性があんなにキツイ性格だったとは知りませんでした。