知らずに借りたのですが、著者は有名な物理学者。
吹田市出身。京都大学卒。1938年生まれ
『朗朗介護』米沢富美子(2011年) 朝日新聞出版(週刊朝日に連載していたもの)
https://www.amazon.co.jp/%E6%9C%97%E6%9C%97%E4%BB%8B%E8%AD%B7-%E7%B1%B3%E6%B2%A2%E5%AF%8C%E7%BE%8E%E5%AD%90/dp/4023309257
2011年の出版の時点で、実母を5年間介護。
妹が同居、本人は東京から新幹線で週1~2回の遠距離介護。
とても前向きな方。
タイトルはもちろん、「老々介護」をもじったもの。
修士の時に大学の先輩と結婚し、子供3人産んでらっしゃいます。
日本物理学会 初の女性会長。
  (関係ないけど、私が結婚していた時、元夫が所属していたちょうどその時期である。)
本人が60代後半の時から介護、当時80代後半の母親(要介護5!)
お母様に認知症はなく、明るく聡明でいらっしゃるけれど、
妹宅の自宅介護で排泄介助もあり、夜は介護ヘルパーさんに頼むので、その費用も半端じゃない。
読み終えてネットでまず検索したのは
著者が生存されているかどうか。
これは8年前の本だから。
そしたら・・・
今年の1月に亡くなられていました。
心不全。80歳
  たしか以前読んだ介護本 (本田圭子さん「父・丹羽文雄 介護の日々」)でも
  介護していた本田圭子さんが心不全で65歳で亡くなった。
  実父さんはそれよりも長く100歳まで生きて。
こちらのお母様はどうなったのだろう?
探したけれど分かりませんでした。
2014年にはまだ介護を続けている記事がありました。
米沢富美子さんという人物を知ったので、
今度は日経新聞に連載されていた
「私の履歴書」~人生は楽しんだほうが勝ち~
を借りてきました。
非常に優秀で魅力的な方だったみたいです。
3人の娘さんたちが遺伝子を引き継いでいることでしょう。
ご冥福を祈ります。