「現代ビジネス」の良い記事 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

講談社 現代ビジネス オンライン

「今さら聞けない 日韓関係 ~対立の構造と背景にある歴史~」安江伸夫(やすえ・のぶお)2019.3.31
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/63796

8ページあるので少し長いですけど、流れがよく分かります。
途中まででも読んでいただければ。





日韓関係に関する論文は、エライ先生や経済人が書いていても
韓国に特化した人でない場合、ちょっと違うかな?と思うことが多いですが
上の論文は頷ける内容だと思いました。
誰が、どんな経歴の人が、いつ、書いているか、というのは結構重要です。

私の場合は1984年に韓国語(朝鮮語)を大学で専攻したきっかけで
この道に入り、1985年から韓国に通い始め
自分と同世代である、後に「386世代」と呼ばれる学生たちと交流し
「韓国の民主化運動」を心情的に熱烈応援していました。
その後空白期を経て
1999年から韓国語の市民講座をはじめ、
2005年から韓国語で食べているという経歴です。

今は
学生時代に熱烈応援した386世代が
あの時のようなノリで理想に走っているように見えます。

保守政権によって、ずっと抑えられてたという記憶?

今こそ立ち上がらなければ、
抑圧されてきた人々を救わなければ、という理想?

悪代官=日本から。

この間の経済協力は?

ウィンウィンで手を打ったはずが
豊かになって力をつけたからと、いいとこだけもらっといて
理想論でひっくり返すのはどうなんだろう?
って思うのは、私が年を取ったからか。
そっちの事情とこっちの事情を妥協しあうのが外交なのに、
自分の理想だけ言って100%達成を夢見るのは
運動家はいいけど、大統領がこれをすると停滞するだけ。

しかし韓国のネットを見ると、386世代の下に
もっと冷静に事態を見ている若い世代がいるので
ずっとこのままではないと思いますが。

386世代が韓国政府/社会/マスコミの中心になってからこのような日韓関係になったのは、
彼らを応援して来た同じ世代として複雑な思いです。