強制動員労働者像は4つ、5つとも言える | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

昨日ニュースになっていたのは、釜山日本領事館前(裏)の路上の
慰安婦像の横に建てるというのを警察によって阻止されたもの。
(現在は歩道に放置されているとか・・・  5体め ↓釜山日報この写真)
http://news20.busan.com/controller/newsController.jsp?newsId=20180502000403

外国公館前に嫌がらせをするのはウィーン国際条約違反。
他の場所なら建てられるのだから、人通りの多い釜山駅前にでも建てればいいのに・・・。

現に昨日、昌原(チャンウォン)市庁前に国内4体目となる労働者像が建てられたそうです。

慶尚南道教育庁のブログ
「そびえ立つ日帝強制動員労働者像」
https://blog.naver.com/gne_education/221265820788
「労働者像は日本の植民地で収奪された私たちの人権と精神を記憶し、
 暗黒の歴史を記録・追慕しながら、
 発展的な未来を作るために建てられました。」

このブログが公的機関のものなのかと二度見してしまいましたが、そうです。
私たち日本の視線とは大きく違うことが分かりますね。
彼らにとってこれは人権・平和教育なんです。真面目な10代の生徒さん達もセレモニーに参加してます。

労働者像は、ソウル、仁川、済州島についで昌原と、韓国内で4体目だとか。
100体を越えた慰安婦像と同様、今後も増えて行くのかもしれません。

労働者像の裏に
일제 강제동원 희생자들의 넋을 위로하고, 日帝強制動員犠牲者の魂を慰め、
일제 강점의 역사를 기억하며, 日帝による強制占領の歴史を記憶し、
일본 정부의 사죄와 배상으로  日本政府の謝罪と賠償により
참된 역사청산을 이루겠다는  真の歴史精算を果たそうとする
350만 도민의 뜻을 담아 이 상을 세우다 350万道民の志をこめ この像を建てる
ー民主労総慶南本部・韓国労組慶南本部・慶南市民社会団体ー と刻まれています。

魂を慰めるのはいいです。
過去を記憶し、苦しんだ先祖を追悼するのはいい。
でもやっぱりまだ、2018年5月の時点でまだ、「謝罪と賠償」か~。
今まで30年見て来たけど、
「真の」っていうのは永久に終わりませんね。
「真の」というのは、独善的な理想論で、これと言うピンポイントしか絶対認めないということ。
100人いたら100人が全く同じ謝罪と反省をしなければ納得しない人たち。
もうついていけません。

それにしても労組とノンセクトであるべき教育庁が同一化しているとは。