去年から気になっていた本。吉田清治氏の長男が書いたのではなく、ライターが取材して書いた本です。
非常に興味深く読みました。
全く知らなかったことがわかった。
吉田清治氏は、懸賞投稿が好きだったこと。左翼系だったこと。
息子二人をロシアに留学させたこと！（留学費がタダだということもあったらしい）
長男はずっと独身、翻訳家。次男は離婚後に病気がちで既に亡くなったので
吉田家は自分の代でなくなると述べています。
その前に父の過ちを正したいと。
父・吉田清治が韓国に設置した【謝罪碑】を、
人（実行人役の日本人）に頼んで、【慰霊碑】と書き換えてもらったそうです。
『父の謝罪碑を撤去します 慰安婦問題の原点「吉田清治」長男の独白』 大高 未貴 (著)
https://www.amazon.co.jp/%E7%88%B6%E3%81%AE%E8%AC%9D%E7%BD%AA%E7%A2%91%E3%82%92%E6%92%A4%E5%8E%BB%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99-%E6%85%B0%E5%AE%89%E5%A9%A6%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E5%8E%9F%E7%82%B9%E3%80%8C%E5%90%89%E7%94%B0%E6%B8%85%E6%B2%BB%E3%80%8D%E9%95%B7%E7%94%B7%E3%81%AE%E7%8B%AC%E7%99%BD-%E5%A4%A7%E9%AB%98-%E6%9C%AA%E8%B2%B4/dp/4819113127
後半はライターの大高美貴氏の解説がありますが、
挺隊協設立者のの尹貞玉さんや最初に名乗りを上げた金学順ハルモニが
今の北朝鮮生まれであることを意味ありげに書いているのが少しひっかかりました。
韓国人で、1920年代生まれの人が今の北朝鮮エリア出身というのは珍しいことではありません。
あたかも今の北朝鮮体制と繫がりがある人物かのように匂わせるのは
ちょっと違うかなと思いました。
ライターとは考え方の違う部分もありますが、
長男ご本人の考えを知ることができた意味で、非常に貴重な内容でした。