韓国語の受身表現を4つに分けてみました。
① 受身がない(文章構造を変える必要あり)
例)× 韓国人に道を尋ねられた。
例)× 韓国人に道を尋ねられた。
→ 韓国人が私に道を尋ねた。
한국인이 나에게 길을 물었다
× 友達に教えてもらった。
→ 友達が教えてくれた。
친구가 가르쳐 줬다.
× よく言われます。
→ そんな言葉をよく聞きます。
그런 말을 많이 들어요.
× 妹に手紙を見られた。
→ 妹が私の手紙を見た。
× 誰かにお菓子を食べられた。
→ 誰かが(私の)お菓子を食べた
・・・等々、
直訳不可なので別の言い方に変えましょう。
(普通は主語を変えればOK)
② 〇〇받다、당하다(悪)、맞다 を使う
…自分が〇○を受けた、〇○に当面した、〇○に遭った
例)紹介された、紹介してもらった。
例)紹介された、紹介してもらった。
→ 소개 받았다.(紹介 受けた)。
泥棒に入られた
→ 도둑 당했다/맞았다. (泥棒に遭った)
雨に降られた
→ 비를 맞았다(雨に遭った)
③ 〇〇되다 を使う・・・物事が〇○された
例)책이 소개되었다. 本が紹介された。
例)책이 소개되었다. 本が紹介された。
④ 単語が少し変わる
受身の形が自動詞も兼ねる場合が多いので、整理すること。
a)いわゆる「イ・ヒ・リ・キ」
a)いわゆる「イ・ヒ・リ・キ」
*-아/어 있다(~している 状態表現) も要チェック!
左は助詞「~を」
左は助詞「~を」
右は助詞「~が」 で整理すると分かりやすい。
例)
보다見る -보이다 見える
(×「誰かに見られた」という表現はなし)
쓰다書く -쓰이다 書かれる
쓰다書く -쓰이다 書かれる
* 쓰여 있다書かれている(=書いてある)
놓다置く -놓이다 置かれる
* 놓여 있다置かれている(=置いてある)
쌓다積む -쌓이다 積まれる=積もる
쌓다積む -쌓이다 積まれる=積もる
* 쌓여 있다積もっている
닫다閉める -닫히다 閉められる=閉まる
* 닫혀 있다 閉まっている
잡다捕まえる -잡히다 捕まえられる=捕まる
꽂다差す -꽂히다 差される 잡다捕まえる -잡히다 捕まえられる=捕まる
* 꽂혀 있다差されている(=差してある)
★日本語の「開(ひら)く」は、自動詞・他動詞両方使えるので、混乱しないようにして下さい。 끊다切る -끊기다 切られる=切れる
b) 一部の動詞+아/어지다 「~られる」
例)만들다 作る → 만들어지다 作られる
잇다 繋ぐ → 이어지다 繫がれる、繫がる
뽑다引き抜く -뽑히다 引き抜かれる、選ばれる
듣다聞く -들리다 聞こえる
팔다売る -팔리다 売られる、売れる
듣다聞く -들리다 聞こえる
팔다売る -팔리다 売られる、売れる
* 팔려 있다 売れている
풀다ほどく -풀리다 ほどける
열다あける -열리다 あけられる=あく 풀다ほどく -풀리다 ほどける
★日本語の「開(ひら)く」は、自動詞・他動詞両方使えるので、混乱しないようにして下さい。
안다抱く -안기다 抱かれる
쫓다追う -쫓기다 追われる
빼앗다奪う -빼앗기다 奪われる
쫓다追う -쫓기다 追われる
빼앗다奪う -빼앗기다 奪われる
例)만들다 作る → 만들어지다 作られる
잇다 繋ぐ → 이어지다 繫がれる、繫がる
*이어져 있다 繫がっている
≪備考≫
・「イ・ヒ・リ・キ」は、「整理してみたらこんなパターンになりました~」というだけなので、
イヒリキは意識せず、文章の中で音で覚えるのが大事です。
쫓아다녔어요. チョッチャ タニョッソヨ(追いかけ回した)とか、쫓겨났어요.チョッキョ ナッソヨ(追い出された) のように。 ・ -아/어 있다 (状態)表現にすると、日本語訳を変えた方がわかりやすい。
(「字が書かれている」は「字が書いてある」に。)
(「パンフレットが置かれている」は「パンフレットが置いてある」に。)
どちらも韓国語表現は変わらない。助詞が「~が」であることがポイントです。
・「イ・ヒ・リ・キ」は、「整理してみたらこんなパターンになりました~」というだけなので、
イヒリキは意識せず、文章の中で音で覚えるのが大事です。
쫓아다녔어요. チョッチャ タニョッソヨ(追いかけ回した)とか、쫓겨났어요.チョッキョ ナッソヨ(追い出された) のように。
(「字が書かれている」は「字が書いてある」に。)
(「パンフレットが置かれている」は「パンフレットが置いてある」に。)
どちらも韓国語表現は変わらない。助詞が「~が」であることがポイントです。
・ちなみに「書いてある」は
써 있다 という文法的には間違った表現も使われているようですので
現状にならっても良いと思います。
・「イ・ヒ・リ・キ」にさらに -아/어지다 をつける「二重受身」が日常でよく見られますが、
私はこれは口語と受け止めております(쓰여 있다 を 쓰여져 있다 と言うなど)。
私はこれは口語と受け止めております(쓰여 있다 を 쓰여져 있다 と言うなど)。
しかし、忘れられた人(잊혀진...)などは、その方が定着しているようです。
잊힌 사람より 잊혀진 사람と言うほうが通じやすいと思いますので、話す時は現状にならうのが良いでしょう。
잊힌 사람より 잊혀진 사람と言うほうが通じやすいと思いますので、話す時は現状にならうのが良いでしょう。