『閔妃(ミンビ)暗殺』 角田房子(1988) | 韓国語教室 とるめんい川西

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2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

たしか単行本は私が学生だった頃に発売されているはず。
読もうとしたけど難しくて><
文庫本を購入して〇年・・
2か月かけてやっと読みました。
難しいけれど、これは力作ですよ。

閔妃(ミンビ)暗殺―朝鮮王朝末期の国母 (新潮文庫) 文庫
角田房子

https://www.amazon.co.jp/%E9%96%94%E5%A6%83-%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%93-%E6%9A%97%E6%AE%BA%E2%80%95%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E7%8E%8B%E6%9C%9D%E6%9C%AB%E6%9C%9F%E3%81%AE%E5%9B%BD%E6%AF%8D-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%A7%92%E7%94%B0/dp/4101308047


閔妃が結婚したのは1866年、満14歳6か月の時だったそう。
1871年、20歳の時に初出産。

お舅さん(大院君)との確執
ロシア贔屓(ひいき)による日本との軋轢

1860年代から1890年代までの通史として読めます。
100年後だと私はもう生まれているので、
自分が生まれた100年前
小学校に入学した100年前…とか思いながら読みました。
たった100年、されど100年ですね~。

暗殺や一族皆殺しが、珍しくなかった時代とはいえ(閔妃サマもかなり無茶苦茶やってる…)
1895年10月(日清戦争の翌年)、日本人何十人かが乱入し、景福宮で彼女を暗殺します。
ロシアびいきなのが目障りだと。今後の妨害になると。
今でいう外交官のえらいさんも関わっていたとかいないとか。

あの時代の日本は富国強兵で
国全体がイケイケー!の雰囲気だったみたい。
西洋諸国の脅威もあったし。

あの頃の歴史は少し違っただけでもその後が大きく変わっていたのだろうな。

いま韓国を批判する人は多いけれど
昔のことを十分知っている人はどれだけいるだろうか。

同時期の本を図書館で借りて読もうと思います。