『ダイビング・ベル』(セウォル号の映画) | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

「ダイビング・ベル」とはダイバーが潜水作業をする時に用いる特別な道具です。(釣鐘のような形)
政府が有効な救助作業をしない(できない)まま日だけが過ぎる様子と、
業を煮やした民間ダイバー社長が妨害を乗り越え、この道具を使う様子を描いています。
取材記者と民間ダイバー社長を軸に描いた内容。

最後のテロップ「待機しなさいという指示に従って救助された人は一人もいない」
犠牲者が約300人…。大部分が修学旅行の高校生でした。ドキュメンタリー映画。(2015年 77分)

youtubeで無料公開されています。
https://www.youtube.com/watch?v=t1lQ6OmMDz4
韓国語なので、ぼんやりと一回見ただけでは詳しい部分までわからなかったです。
もう一回イヤホンつけて見てみます。(イヤホンつけると大幅によく聞き取れます)

最初の場面は実際の高校生の声…時間的に余裕があったことがわかります。
後半には信じられないような証言も出て来ます。
行政側(反対派)の人が「これはドキュメント性が不足した作品」と語ったと新聞で見ましたが
なるほどそういうことか。

ちょうど現在、大阪 九条の小さな劇場で公開されています。
シネ・ヌーヴォ(18時30分から・8月5日まで)
http://www.cinenouveau.com/schedule/schedule2.html

2014年釜山映画祭参加作品
(この映画の選定が問題になり、翌年から釜山映画祭の予算が減らされたと昨日の朝日に載ってました)

興味のある方はどうぞ。


追記)
これが今まで韓国でダイビング・ベルに関して一般に認識されていたこと。

産経westの記事
http://www.sankei.com/west/news/140519/wst1405190024-n1.html
産経も韓国の大手マスコミ情報に沿って記事を書いています。
こちらのほうが操作された情報だったのか。どうか。
いずれにせよ両面を知るのがいいと思います。