韓国のキリスト教 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

私はいま50代ですが、学生の頃から30代にかけて知り合った韓国人はクリスチャンが多かったです。
「年はいくつですか。」「宗教は何ですか。」は、初対面で定番の質問でした。
「宗教は何ですか」と聞いてくる人は、たぶん自分と共通項を見つけたくて聞いてると思うんですが
日本でキリスト教信者は1パーセント未満だそうです(長崎のぞく)。
「ありません。」とか「無神論者」です。って答えるしかなかったです。いま考えると、「無神論」の人でもなかったですが무신논자입니다. っていうフレーズが参考書に載っていたので、そのまま使ってました。


今日授業で話したのですが、
韓国は人口が100とすると、大体キリスト教30、仏教20くらいで、半数が宗教を持っています。
だからか、釈迦誕生日もクリスマスも平等に祝日です。

仏教      22
プロテスタント 20
カトリック   10
無宗教     48
計      100

詳しい数値はこちらのサイト(韓国語)
http://www.gallup.co.kr/gallupdb/reportContent.asp?seqNo=625

キリスト教について
韓国では一般的に①基督教(プロテスタント)と②天主教(カトリック)にわけて言いますが、
厳密にいうとこれは間違った言い方です。
基督(キリスト)教のなかにプロテスタントもあり、カトリックもあるわけですから、
①の基督教(プロテスタント)は改新教諸派というべきなんですが、普通そう言ってません。
日本のwikipedeiaを見るとこう書いています。

韓国で基督教(キドッキョ、기독교:キリスト教)といえばプロテスタントを指す。厳密な表現は改新教(ケシンギョ、개신교)だが、プロテスタントの教団・教会が「基督教」と自称する事が多く、信者数も多くなったため、これが一般的になった。カトリックは天主教(チョンジュギョ、천주교)と呼んで区別している。

ということで、世間の人々が一般的に言っている通りの名称で分類しますと、以下のようになります。

기독교[基督教]プロテスタント/新教・・・교회[教会] 목사님[牧師] 神様の呼び名 하나님
천주교[天主教]カトリック /旧教  ・・・성당[聖堂] 신부님[神父] 神様      하느남

明洞にある明洞聖堂は「聖堂」なので、カトリックということになります。

なお、ローマ法王はカトリックです。
プロテスタントは宗教改革ルター(16世紀)以降の新教のことです。
「抗議」という意味からきているらしいですね。