「小屋暮らし」な若者 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

最近【Bライフ】= basic life という言葉を知りました。

主に30代前後の若者がセミリタイアして(!)、田舎で安く土地を買い、
自分で小さな家を作り、レンガでかまどを作り、畑を耕して野菜をつくり、料理をし、
無職で質素に自由に暮らしているんです。

http://matome.naver.jp/odai/2138967439548086001

「ぽつんと小屋でひとり(いけしかさんのブログ)」と
「田舎暮らしにあこがれて(かつやさんのブログ)」を週末に読破しました。

こういうの興味あります。
自分ではとてもできないけど面白いし、何でも自分で作ってみたい気持ちがある。
安く、シンプルに、のんびりと。

でも人間って、近代化しながら水道を作り(井戸を捨て)、ガスレンジを開発し(かまどを捨て)
便利でよく落ちる合成洗剤を作り、下水道を作り… そうやって「発展」してきたのに、
Bライフの彼らは、それらに逆行している。
水道は契約せず井戸を掘り、ガスは契約せず火を焚き、洗濯機はなく手洗いで。

考えてみたらおかしなことだ。いや必然なのか?
一昔前(50年ほど前)、豊かで便利な生活は皆の夢、憧れだったはず。
豊かで便利な生活に到達した結果、それを捨てる人が現れてきた。
こんな人たちが出てきたのは、近代文明が際の際までいったその次の現象なのか。
発展しつくして、ぶちあたって、戻る時代になっているのかもしれません。

物質的な豊かさにあふれた今、「なんか違う」「これじゃない」と思い
自ら前近代的な生活様式に戻るってねえ。
まあ時間はたっぷりあるし、自分の労力を使えば、お金は使わなくていいからね。

便利さや効率性を重視し、
パンはパン職人、野菜は農家、家は大工、のように分業化が進んだけど
できるだけ自分でやってみるって、面白い。
昔はそのように生きていたのではなかったか。
便利になってひたすら喜んだ時代もあったけど、それが人間性排除になっていることに気づき、
一般的な社会生活から逃げ出した若者たち…。

でもネットはしてますね。みんなPCがないと生きられない。
これが現代版「ひとり 小屋暮らし」の特徴です。

http://makihisao1986.blog.fc2.com/
上で紹介したかつやさんは、サラリーマン生活に適応できなかったそうだけど、
いまは生き生きしています。動画をみてもすごく爽やかだし可愛い。こんな人が
社会生活で精神的圧迫を受けてたなら、やっぱり自分の適性に合う居場所を見つけるって
大事なことだな~と思います。
(Nスタの取材を受けたそうなので、近いうちに夕方のニュースで特集されるかも。)
  →ps;TBS 6時で26日に放送予定だそうですが、関西は違う内容でしょうね…
  →変更になったそうです。3月2日(月)18時40分頃~ 関西は見れませんね。

ご両親も息子に理解があるから驚きです。(小屋に遊びに来たりしてる)
こういう時代なんかなー。

次は草分け的存在「寝太朗さんのブログ」を読むつもりです。
寝太朗さんのHP
http://www.blife.asia/
↓ここまで読んだ。
http://mainennetaro.blog.fc2.com/blog-entry-54.html

興味ある方はどうぞ。