先日図書館でたまたま見かけた『刑務所わず』が面白かったので、『刑務所なう』を借りようと思ったけど
いつまでたっても貸出し中なので、あきらめて、文庫本として出ている完全版を紀伊国屋で買った。
順序的には「徹底抗戦」があって、
「刑務所なう」 入所から
「刑務所なう2」
「刑務所わず」…出所まで の順番になっている。
そして「刑務所なう」と「なう2」が一つになったのが文庫本の(完全版)です。
http://www.amazon.co.jp/%E5%88%91%E5%8B%99%E6%89%80%E3%81%AA%E3%81%86%E3%80%82-%E5%AE%8C%E5%85%A8%E7%89%88-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A0%80%E6%B1%9F-%E8%B2%B4%E6%96%87/dp/416790148X
単行本が、図書館で借りるにはちょっと恥ずかしい、かなり派手な表紙だったので、
一回り小さい文庫本を買ってよかったと思う。読んだら売ればいいし…。
ホリエモンについては、昔は金と名誉欲と事業欲だけの人だと思ってたけど、
出所してから見たテレビ番組で、昔別れた妻との間にできた子供に会えないと
涙ぐんでたんですよね。それであれ?こんなタイプの人だったんだ…って思った。
本読んでもこの人は真面目なことがわかる。そして心優しい人。
「刑務所」シリーズは「わず」が一番面白かったです。
出た後に出版された本なので、中では書けなかったことも書いている。
「なう」は長いし、文庫本も2冊分の分厚さです。
毎食の献立、日々の様子、面会、刑務所内の行事など・・・。
長野刑務所は食事が美味しいらしく、麦飯だけれども
献立が豊富で毎日違うし本当に美味しそう。こんな食事が提供されたらいいなあ。
そういえば私は学校時代は給食が一回もなかったし、
入院したことないし、実家では母が美味しいご飯を作ってくれたけど
それも30年以上昔のことだし。
この本に書かれているような献立が毎日据え膳で食べられるのは羨ましいなあ。
さらに映画鑑賞の日も多いし、本も読めるし、運動会まである。
独房でテレビも見れるし、土日は休みだし、祝日はおやつも出る。
平日は運動の時間もあり、普通より健康的な生活が送れてる。(だから30キロもやせた)
冬の寒さと、お風呂が週2、3回というのがネックかな。
漫画が随所に挿入されていて笑える。
「なう」は長いので
「わず」から読むのがちょうどいいと思います。
「わず」だけで十分かも。