ソレ漁港(蘇萊浦口)だったのか! | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

ソウルオリンピックの年、1988年に隣の部屋の子たち(慶熙大生)が連れて行ってくれた仁川の漁港。
どこだったのか今日の今までわからなかった。

私たちはソウル里門洞からバスを乗りついでそこに行った。
途中バスの乗り換えで歩いた時に後ろからこっそり写真を撮った。
でもそこの背景が仁川のどこかわからない。
大きな建物が写っているが、今から26年前、わかる人がいるだろうか?

途中の山道のクモンカゲ(個人商店)で飲み物を買ったり
その店の前にあった池が霧の中で幻想的だったことや、飼い犬が吠えたことを覚えている。
バスを降りてから漁港まではかなり歩いた。

その漁港で私たちは記念写真を撮った。

電車が通る鉄橋に上がって写真を撮った。
線路への人々の出入りは自由だった。
電車が来る時だけ避ければいいようだった。
今も走る1号線の青い車体が写真に収められている

漁港だったが私たちはそこで刺身を食べたりはしなかった。
たぶんお金がなかったから。
午後だったからか魚市場を見た記憶もない。

また長い時間をかけてバスを乗りついで帰り、里門洞に帰った時は暗くなっていた。




この漁港はありふれた漁港だと思っていた。
なので誰かに写真を見せてもわからないだろうと。
ただ、入江の上を走る鉄橋がある。
これがヒントだろうとは思っていた。



今日たまたま昔の80年代の「民衆美術」で有名だった版画家ホン・ソヌン(홍선웅)さんの
現在のお姿を検索していて
一番上に出た記事が「소래포구(蘇萊浦口)」という風景画(版画)だった。

記事を読んでいくうちにひらめいた。
ここじゃないか?26年前の漁港は。

日本のサイトで検索した。
ソウルナビさんに記事があった。
http://www.seoulnavi.com/miru/471/
蘇莱浦口/ソレポグ(仁川)

ここだ。
この鉄橋の写真。
人が渡っている橋の写真。これが昔は列車が走っていた。
私たちはここで写真を撮った。
入江の様子と、後ろの山の形が写真と同じだ。

ソレ漁港(蘇萊浦口)だったのだ。
     ・・・(日本語なら「蘇萊の浦」とでもするところか?)


ソレ漁港は、韓国人の「一度は訪れたい国内旅行先」として挙げられている。
再訪してお刺身を食べてみたい。