日韓報道が違う例 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

最近の、東芝技術が提携先の元社員によって韓国SKハイニックスに流出していた件。

日本の報道ではとんでもないことをした奴という印象。
相手の企業側もひどい。損害賠償を要求して当然。
企業秘密を外国企業に売ることで、一生働かなくていいお金を得た個人。
これは悪徳。違反でしょうー。

しかし一転、韓国のニュース報道を見ると、
「日本企業の没落は韓国のせい?」という見出し。
なぜこのタイミングかを考えると、日本企業の没落を韓国のせいにしているのでは?
という指摘も出てきている、と。

업계 관계자는 "과거의 명성을 잃어버린 일본 반도체업계가 소송을 통해
견제에 나선 것이 아니냐는 우려의 시선도 있다"고 말했다.
業界関係者の話として、'過去の名声をなくした日本の半導体企業が、訴訟を通して
牽制に出たのではないかという憂慮の視線もある’…

スパイ行為があったかどうかに全く言及はなく、
日本が負け惜しみの言いがかりをつけた。。という印象。

自国に都合の悪いことは書かないのよね。お互いに。
だから両国国民の思考を操作することなど簡単なのだ。
それがどんどん積み重なり、膨れ上がっていく状況。

追記)産業スパイというのは、昔は日本も同じような事件を起こしたという声を聴くと
そのあたりの事情に詳しくない私はこの件はこの位にしておきます。
両方の言語がわかる者として、物事の情報が国によって違うということを書きたかったものです。