「民衆の鼓動」美術展 | 韓国語教室 とるめんい川西

韓国語教室 とるめんい川西

2005年から兵庫県川西市で韓国語を教えています。

今日は久しぶりによく眠れた。10日ぶり?
予定の入っていない休みだ。

昼ご飯は、普段めったにしないが一人で外食。
東口出たとこの「花格子」というお店。
夜は居酒屋だが、昼はランチ(副菜はバイキング)をやっている。
ランチ時に行くのは3回目だが、いつもその味に満足する。
値段と比べてもいける。だからリピートする。
ただ、バイキングの量がいつもほんの少ししか盛られていない。
「残り少ないから、あまり取らないでおこう」という心理をついているのか。
ドレッシングも少なくて、容器の底を何度もすくわなければならない。
ちょっとケチってる。
でも食後のコーヒーとデザートまでついて、780円~だから
がまんします。
メイン料理がとても美味しいので。


その後、西宮市にある大谷記念美術館に行ってきた。
「民衆の鼓動~韓国美術のリアリズム1945~2005」
韓国の民衆美術の企画展です。入場料800円(割引で600円)

80年~90年代初めまで、
韓国のあの時代を見てきた者として、
私にも一種の郷愁はある。
あの頃の同世代の、悲壮感と使命感、怒りと希望。
「民衆民主主義」を目指すんだと熱く語っていた隣の部屋の若者。
その頃にタイムトリップした感じ。
~2005年とは書いてあるが、やはり主に80年代。
美術や文学も、社会と関連していなければならない、
それがよしとされていた時代。
そういうのを「参与詩」とか「参与文学」とか「民衆美術」といいました。
社会が深刻な問題を抱えているのに、
それを無視して恋愛話や綺麗なことだけを書くなんて!
という雰囲気が20年前にはありましたけど。
遠い昔になったー。



それはそうと、
どこが順路的に最初かわからなくて、適当に入った部屋の最初の絵。
詩人チョン・サンビョン(千祥炳 1930-1993)の顔と詩が。
この人、なんか好きなんですよね。
やっぱり縁がある?

家に帰って詩集を探すと、
この詩も収められていた。
これです。




왜롭게 살다 외롭게 죽을
내 영혼의 빈터에
새날이 와 새가 울고 꽃잎 필 때는,
내가 죽는 날,
그 다음날.

산다는 것과
아름다운 것과
사랑한다는 것과의 노래가
한창인 때에
나는 도랑과 나뭇가지에 앉은
한 마리 새.

정감에 가득찬 계절
슬픔과 기쁨의 주일
알고 모르고 잊고 하는 사이에
새여 너는
낡은 목청을 뽑아라.

살아서
좋은 일도 있었다고
나쁜 일도 있었다고
그렇게 우는 한 마리 새.



またあとで解釈することにして。
難しいけど、
こうやってハッと思える詩に偶然出会うのも
「縁」といえるのではないか。
それだけでも今日出かけて良かったなと。

大谷美術館の庭園を一周し
岡本太郎の彫刻を見て、
帰途につきました。

阪急夙川駅から徒歩20分です。
平日にも関わらず、
住宅街の中の小さな美術館にも関わらず、
意外とお客さんは多かったです。

この企画展は西宮では6月29日まで。
全国5箇所ほどを回って行くようです。