
日本人と韓国人の淡い初恋を描いた日本映画です。
2003年 文部科学省選定
칠석의 여름
チルソクは[七夕]の意味。
検索してみると、とても評価がいいのですが、私はイマイチでした。
学校で中高生に見せる啓蒙映画としては問題ないかもしれません。
(私の職業柄的なこだわりの部分もあるので、この映画が良かった方にはゴメンナサイ。)
まず、韓国人の男の子役の日本語が、ネイティブの韓国人の話すそれとは程遠い。
リアルさが感じられず、興ざめ。
日本人の女の子を好きになる過程をもう少し丁寧に描いてほしかった。
一目ぼれ?(にしてはビミョー。他の3人もそれなりにかわいいし、なぜ彼女を好きになった?)
外交官の息子であるエリートが、通行禁止令の出ている夜中に(見つかったら連行されます)
宿舎まで彼女に会いに行くのが、とても唐突な感じがしました。
あと、部室で着替えるシーンが多すぎないか?
私は主人公の世代と似てますけど、いくら女同士とはいえ、
わざわざ服を脱いで、上半身下着姿のままくつろいだり
おしゃべりしたりしなかったです--。
それから、
韓国人の男の子のお母さんが、日本人との交際を反対する際、
「あなたの伯父さんは日本兵に殺されたのよ!(日本語字幕)」と言いますが、
これはどうかな。日本兵に殺される状況って、韓国では一般的でないでしょう。
中国と混同しているのではないかという気が大いにしました。
ちなみに、韓国語セリフは「일본군으로 인해 죽었단다」だったので不自然ではないですね。
全体的に見ても演出とかが、私には合わなかったです。
ストーリー自体は良いので残念でした。