ビジネスキャリア検定 経営戦略2級 その後 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 

とりあえず過去問4回分が終わった。

 

①75点

②73点

③78点

④83点

 

平均77点

 

 少しずつ上がってきている。5回目のやり掛けと6・7回分なので64%終了。平均目標が85点だが、達成は難しいかもしれない。2級の合格点は60点なので、受ける必要はないだろう。

 

 

 内容的には中々良かった。戦略的な枠組みの考え方が分かり、全体像を見るのによいと思う。

 

 その割に受験者数が少ないのは、戦略は思考方法であり、スキル(技能)ではないからであろう。働く人の多くは戦略立案を仕事にしていないので、簿記や医療事務の資格を取った方が役に立つし、独立を考えると宅建士や行政書士の方がいいだろう。

 

 受験者アンケートを見ると、自己啓発と答えている人が多い。元々、ホワイトカラーの能力を客観的に測定するという意図の下、厚生労働省の後援で始まった検定と聞くが、現実には転職のスキル証明としては普及しなかった。

 

 大手企業の人事部に勤めていた人は、これはいい資格だと勧めてくれたのだが、確かにほど良いレベルで学習期間も丁度良いと思ったが、社会には浸透しなかった。

 

 ホワイトカラーの能力を紙の試験だけで判定することには無理があったのだろう。基礎知識→実務→高度な知識→実務  とステップアップし、順次成果を測定する仕組みがないと本人の達成度を測定できない。

 

 ビジネスキャリア検定のテキストを読むと内容的にはそれなりに難しいですよ。2級だと、そこらの大学で使っている経営の教科書よりも難しいし、中小企業診断士一次試験よりも若干レベルが高い。

 

 でもそれだけではダメなんですよ。仕事は知識のみでやるものでないので、二次元ではなく、三次元での学習をしないと成果を出せない。経営学部を卒業しただけでは、リーマンとして戦力にならないのと一緒です。無意味ではなく、必要条件に過ぎないということです。

 

 寧ろ、きちんとした会社で体系的な実務教育を受けた方がいいと思う。だから中途採用では大手企業出身者が有利なのですよ。他社がコストをかけて教育した人材を買える訳ですからね。