都知事選挙ポスター騒動について | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 ほぼ全裸写真については、警察からの警告で候補者は全て撤去した。

 

 選管に苦情の電話が多数入り、繋がらくなくなったそうだ。これを許せば、葉っぱ1枚で前を隠した自分の姿のポスターを貼る人が出てくるはずだ。本人の写真であり、「服」を身に付けているのに何が悪いんだと。

 

 社会常識で分かることについては、法律で細かく規制していない。これは戦前・戦中の国民の基本的人権に対して当局が規制を加えたことに対する反省だ。例えば、親戚が集まって婚礼をしている最中に警官がやって来て、婚礼が中止になったこともあるぐらいだ。

 

 それを逆手に取り、子供の我儘のように法律にないから何をやっても許されると曲解する大人が増えてきた。

 

 つばさの党が、我々は法律に則ってやっているとか、警察にも事前に確認しているとか主張していたのもそれだ。あたかも警察があの行為を認容したかのように言ったが、警察は立場上、文句を言えなかっただけに過ぎない。

 

 日本もついにこういうことが公の場でまかり通る国になったとは。政治家、財界人だって悪いことをやっているのではないかと思う人がいるだろうが、それは違う。彼らは一般国民の見えない場所でやっているだけで、一応、公の場ではラインを守っている(だから国民は手出しできないのだが)。

 

 過激ポスターは何とか撤去されたが、未だ残っているものがある。自分で書いたと思われる動物のイラスト画、彼女のことが好きですと書いたもの、犬や猫の写真、選挙に出ていないyoutuberの顔写真(QRコードが出ていて読み込むとyoutubeチャンネルが表示される)。これらはNHK党が24人候補者を出して、枠を売りに出したものだ(犬の写真は立花党首が飼っているペットなので未販売)。

 

 あの政治団体、特に立花党首がパンドラの箱を開いた責任は大きい。ガーシーを擁立し、当選してから、おかしな行為が金や票になると知られてしまった。今まで泡沫候補は放っておいても自然消滅したので問題なかったが、SNS時代になって拡散できるようになり、強力な影響力を持ち始めたのだ。

 

 特にyoutuberにとっては知名度を上げるチャンスだ。供託金が没収されても自身のチャンネルをニュースで取り上げて貰えば、視聴者数が増えてお金が何倍にもなって返って来る。正に金儲けだ。上手く行くとガーシーのように国会議員になれるかもしれないし。

 

 そういう人は自分の支持者はネット民だから、ネット民が喜ぶことをやりますと言い出しかねない。国会議員になると基本的に役所や警察は手を出せないのでやりたい放題になる。