ラベンダー競争 | 猫好きのブログ

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 北海道中富良野町にあるファーム富田。

 

 日本最大のラベンダー園があり、年間100万人の観光客が訪れる。ラベンダーは暑さと湿気に弱く、北海道、東北といった寒冷地に向いている。

 

 中富良野町のラベンダー栽培は1948年に始まった。香料会社がフランスからラベンダー種子を輸入し、日本各地で栽培実験したところ、北海道の富良野地方が適していることが分かり、栽培の中心地となった。

 

 しかし合成香料の普及によりラベンダー栽培は衰退し、1977年には香料会社のラベンダー油の買取を終えた。その後、観光用に再生され現在に至っている。

 

 僕が聞いた話によると、ラベンダー需要が衰退する中で農家がどんどん離脱し、その中で頑張った農家が観光の基盤を作り、観光用農園同士が競争し合って、ファーム富田がNO1になったということだ。

 

 北海道のラベンダー畑「ファーム富田」オフィシャルサイト (farm-tomita.co.jp)

 

 

 

 この辺りの丘はヨーロッパ風であり、景観が優れている。ラベンダー畑が一層引き立てているが、それもそのはず。フランスから戦後に導入されたからだ。といっても長らくその景観価値に気付く人はいなかった。地元の人も当然のものだと思っていたのだろう。

 

 それはさておき観光客にとってうれしいのは入場料が無料だということだ。農園整備に費用が掛かっているのに。ファーム富田の収入源は園内のショップでの販売だ。アロマオイル、化粧水、ドライフラワー、食品などが売られている。