その名は河合悠祐氏。前埼玉県草加市議だった人物だ。
どこかで聞いた名前だったと思っていたが思い出した。千葉県知事選挙の時にピエロの格好で出馬し、千葉県全土をディズニーランドにすると公約した人だ。
落選したため、千葉県総ディズニー化が実現することはなかった。彼は衆議院、参議院、都議会議員と次々と選挙に出ている。そして草加市議に出馬し、中位で当選したのであった。
派手なパフォーマンスで注目を引く方法はNHK党の立花党首からの影響を受けたと本人が語っているそうだ。
今回、都知事の候補者は空前の数だが、日本中で注目されるだけあってPR効果は相当大きい。供託金300万を捨てたとしても安いものだ。ビジネスの場でも前知事候補と紹介すると信用されるし、社会的知名度を上げるとそれが金銭的リターンに繋がってくる。
河合氏は京都大学を卒業しているからバカではない。また人材派遣、イベント企画の社長でもあるから、目立つ行為は業務内容に特にプラスに左右する。
そういう意味では、youtuberがどんどん立候補してくることが予想される。彼らにとっては知名度こそが重要だ。チャンネル登録者数が増え、動画を視聴してくれたら儲けになる訳だから、彼らに道徳を説いても聞くわけがない。
今後は本人の良心に委ねるのではなく、法律で規制するようになるだろう。今まで役所や警察が二の足を踏んでいたのは戦前のような当局による規制が復活するのを防ぐためだが、一度彼らに取り締まりの裁量を与えるとどんどんそれが拡大していき、表現の自由が不自由を生むようになる。
昔は政治ビラを配っただけで逮捕、届け出無しで会館で婚礼をやっただけでも結婚式の中止など、平然と行われていた。行政・警察を甘く見てはいけない。彼らが本気になれば怖いですよ。