アメリカのダラーショップは救世主か悪魔か? | 猫好きのブログ

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 ここ20年ぐらい、アメリカで物凄い勢いで伸びているダラーショップ。

 

 元々低所得者地域に多く分布していたが、ウオルマートも出店しない小さな町や大都市の市街地にも出店するようになっている。 

 

 アメリカ人が書いた「カテゴリーキラー」という本によると、世帯年収750万円以上の人達の利用率は1/4以上になっており、最早、貧困者の店ではない。

 

 コンセプトは日本の100円ショップに近いが、食品も扱っており、寧ろ、日本のビッグAと似ているかもしれない。

 

 この動画を補足すると、例えばシャンプーだと2種類程度しか置いていない。品目を絞り込み、大量発注するので安く出来るのだ。

 

 食品は動画を見て分かるように冷凍物が多い。出演者はここをメインに買い物場にする人の栄養の偏りを心配している。添加物まみれの食べ物が多いのであろう。

 

 こういう店が出店すると、近隣の食品店は閉店に追い込まれる。客は好きな店を選べる。自由競争万歳だが、問題は大手チエーンにも撤退の自由があるとことだ。

 

 儲からないと分かるとあっと言う間に撤退してしてしまう。残されるのは食品店の無くなった町だ。

 

 多分、日本でも格差の拡大と物価高が進むとこういう業態が出てくると思いますよ。