水原一平氏の借金送金問題と送金システム | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 記事を読むと送金は、やはりパソコン操作で行われていたことが分かった。

 

 我が家もそうだが、これが中々面倒だ。第一暗証番号はいいとしても、第二暗証番号となると不正防止のため、ランダムに変わるため、第二暗証設定のための手続きが必要になる。

 

 更に本人が操作しているか確認のため、登録先の電話に自動音声で掛かってきて、間違いないという番号をプッシュしてようやく振込等が出来るようになる。あまりにも面倒なので僕は普段はネット銀行を利用していない。

 

 

 最近知ったのだが、登録先電話番号を変更することは可能だ(例えば大谷選手から水原氏の番号に)。但しこれまた手続きが面倒だ。書面でやり取りしなければならないため、公的書類(印鑑証明書?)を添付して銀行に申請書を送付し、銀行内部の事務手続きを経て、結果が郵送されてから有効になるようで、恐らくは1週間以上掛かるであろう。犯罪に利用されないための仕組みである。

 

 水原氏が暗証番号を入手し、勝手に大谷選手の登録電話番号を自分のものに変更すれば、口座の金を奪うことは不可能ではないが、現実に出来るとは思えない。

 

 また大谷選手が自分の口座を自由に使わせていたという説も厳しいだろう。水原氏とは兄弟同然と言っても、大谷選手には奥さんがいるわけで、奥さんの知らないところでそんなことをさせるなどあり得ない。

 

 ま、昔のオンラインバンキングのように暗証番号のみの入力でいいのならば、大谷選手が離席している間に自宅のパソコンを操作して不正送金可能だろうが(暗証番号が登録されていれば、エンターキーのみでアクセスできる)、今の時代、そんな単純なシステムの銀行なんてないだろう。アメリカの方が日本よりもIT化が早かった分、不正送金対策も進んでいるわけで、やはり大谷選手立ち合いの元で彼の口座から送金したと考える方が自然であろう。

 

 大谷選手は賭博の借金であることを打ち明けられただろうが、スポーツ賭博が違法かどうかまでは知らなかったのであろう。実際、違法か合法かは州によって異なるので、大リーグのように州を跨いで次々と移動していれば、そういう知識なんてないだろうし、そもそも博打をやらない人は関心すらないだろう。

 

 大谷選手は使いきれないほどの金を持っている。他方、水原氏は借金取りに追われている。そうなれば、深く考えず、助けてあげただけなのだと思う。

 

 後で表沙汰になってややこしくなったので、大谷選手は対応を球団や弁護士に任せ、水原氏を切り捨てたのではないか。

 

 過去に大リーガーで違法の野球賭博をやって永久追放された例もあるようだ。今回は大谷選手自ら賭博をしたわけでないだろうから、永久追放はないだろうが、1年間の出場停止の可能性はある。

 

 最初から大谷選手は一切関知せず、水原氏が勝手にオンライン口座を不正利用したということにすれば、大谷選手はただの被害者ということになり、キャリアに傷が付かない。

 

 しかし上述の通り、不正利用するためには高いハードルをクリアする必要があるので、大谷選手側でそれが出来たであろう証拠を示さなければならない。ま、優秀な弁護士が付くでしょうから、何とかなるでしょう。

 

 可能性としては小さいが、大谷選手と水原選手が法廷で争うこともない訳ではない。つまり前言撤回して言い直したことを再撤回して、最初に言った大谷関与説を主張するわけだ。

 

 法廷で球団から圧力が掛かって、嘘を言ってしまった。本当は・・・でと言うことで水原氏側は自分の罪を軽くする戦略を取る。これなら一般人が違法賭博をしただけの扱いとなり、精々執行猶予で終わるだろう。

 

 だが水原氏の社会的評価は低落し、アメリカでも日本でも表舞台には立てなくなるであろう。