最近のコンビニ | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 消費者は所得階層に応じて店を選ぶが、同じ人であっても動機によって店を使い分けるものである。

 

 面白いことに業務スーパーとコンビニが向かい合って建っているが、どちらも繁栄していたりする。

 

 カップラーメンなんて倍ぐらいの価格差があるはずだが、それでもコンビニは負けていない。オリジナルの新製品が短サイクルで変わること、駐車・買い物・レジ清算が早いこと、通販・光熱水費等の決済やお金の引き出しができること等がコンビニのメリットであろう。

 

 とはいえ、最近のコンビニから離脱する客が増えているようだ。

 

 一番の原因は価格が高くなりすぎたことだろう。おにぎり2個で300円ぐらいするし、他にジュースや菓子を買うと700~800円ぐらい直ぐにいってしまう。

 

 ドラッグストアの店舗が増え、価格も安いことからこちらに切り替えた人も多い。実際、ここ数年はドラッグストアでウロウロしている男性が目立つようになってきた。

 

 またスーパーも総菜、パンに力を入れ、コンビニから客を取り戻そうとしている。惣菜・パンコーナーが入口近くにあるのは、独身者のクイックショッピングのニーズに合わせたものだ。これだと奥まで行かなくても直ぐにレジで並ぶことができる。

 

 

 それにコンビニ某社の底上げ問題、ステルス販売もネットで騒がれるようになったのも大きい。値上げの上、分量を減らされたものだから当然だろう。

 

 コンビニの高価格に慣れた人はそれを標準価格と思ってしまうが、スーパーやドラッグストアに行き始めると、コンビニの価格の高さに気が付き、魔法が解けてしまう。こうしてコンビニから足が遠ざかるのだ。小売店で最も致命的なのは客数減少なので、これはきつい。

 

 かくいう自分もコンビニヘビーユーザーで1日に2回、それも毎日のように行っていた。毎月コンビニさまに上納した金額は数万円に達していたであろう。