日本コカ・コーラ自販機破壊事件 | 猫好きのブログ

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 能登半島地震の避難所になっている高校に4,5人が突然やってきて、緊急時だと言い張り、自販機をバールで破壊してお金と飲料を持ち去ったと読売新聞が報じた。

 

 ところがその後、地元の北国新聞が、これと異なる内容を報じたのだ。即ち、4,5人の一団は高校事務長の許可を受けてから自販機を破壊し、飲料を避難者に配り、お金を事務長に渡したということだ。

 

 僕は以前、事情をよく知らない読売新聞社が直接現場を見ていない避難者の言い分を鵜呑みにして書いたのではないかと指摘したことがある。実際、北国新聞によれば、警察は事件性がないとしていると書いていた。

 

 ところが、1/20読売新聞オンラインによると、北陸コカ・コーラ社が警察に被害届を出した。高校の担当者は破壊許可を出していないし、そもそも学校関係者はその場にいなかったとのこと。

 

 ますますわからなくなってきた。

 

 ま、勝手に自販機を破壊することを容認するのを社会の人々が認めるようになると、緊急だからを言い訳にして、他人の家や店に入って食料を盗んだり、自販機を壊したりもOKになってしまう。

 

 実はこれに近い内容の動画をyoutubeで見たことがある。東日本大震災時に被害を受けた会社の倉庫に入って大勢の人達が缶詰のようなものを取り出していたシーンだ。

 

 やっていたことは略奪だが、慌てた様子がなく、会社の社員らしき人が遠巻きに見ていて注意すらしない。かといって持ち出しを許可したわけでもなく、何を言っても無駄だという感じで諦めている印象だった。