文系新聞記者から医者になった女性 | 猫好きのブログ

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資格試験とその応用

 読売新聞の酒井麻里子記者が2007年に書いた「限界自治 夕張検証」という本を読んでいる。夕張市の破綻前後の600日を追った入社4年目の女性記者だ。

 

 彼女は法学部を卒業して読売新聞に就職した。1年目は記者の研修場として警察署の記者クラブの担当となった。

 

 1年2か月を過ぎると北海道岩見沢支局に異動になった。ここは支局長を含め、記者3人しかいなかった。ろくな事件もない平和な区域であったが、近くの夕張市で財政破綻が起きた。

 

 これを機に彼女は夕張問題に深く関わることになった。その後、新設された夕張支局に異動になり、地元との人脈が出来、夕張の財政破綻の本を書いたのが本書だ。

 

 その後の酒井記者がどうなったか検索して見ると、

 

 東京本社社会部→医療部 と転勤になっていた。地方局から本社に栄転したわけだ。

 

 そして2015年に読売新聞社を退職する(34歳)。

 

 同年4月に島根医科大学の3年次に編入学をした。文系から医者になるルートは複数あるが簡単ではない。しかも編入学だ。

 

 医療部で患者を取材したことを契機に医者になろうと思ったとのこと。現在は医師として活躍されているようだ。