大洗駅 「ダイダラボウのはまぐりめし」 | mou-sanのブログ

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海と鉄道と美味しい物の徒然日記

鹿島臨海鉄道の大洗駅でも駅弁が販売されています。

私鉄の駅での駅弁は珍しいです。

 

「ダイダラボウのはまぐりめし」は、

水戸に残る民話(ダイダラボウ伝説)にちなんだお弁当です。

ダイダラボウは、ダイダラボッチとか、でいだらぼっちなどとも呼ばれる

巨人伝説です。

 

掛け紙の脇に書いてある説明によると、

「奈良時代の『常陸風土記』によると、

むかし、大櫛(今の水戸市大串)に体のきわめて大きな人がいて、

海辺に手をのばし、大はまぐりをほじくり出して食べ、

その貝が積もって岡となったということです。」

現在、国の史跡に指定されている大串貝塚が、その岡だといわれています。

 

掛け紙には、

ダイダラボウが海岸ではまぐりを食べている絵が描かれています。

赤文字で「ダイダラボウの」と書かれており、

黒文字で「はまぐりめし」と書かれています。

 

 

掛け紙を取ると、編んだ駅弁の箱が現れます。

 

 

フタを開けると、

うるち米ともち米のおこわの上に、

はまぐりではなくあさじ貝煮が載っています。

はまぐりというネーミングを使ってはいるものの、

実態はアサジ貝というはまぐりの一種を使用しています。

付け合わせとして、

レンコン煮と椎茸煮、人参煮、がんも煮の煮物類と、

錦糸玉子、インゲンとしば漬けが載っています。

 

 

食べてみると、

あさじ貝は味付けも薄味でとても美味しいです。

これだけで満足できる味です。

付け合わせの煮物類も味付けが薄味で、

素材の味がはっきりとわかりとても美味しいです。

がんも煮はじっくりと味が浸みていてジューシーな味です。

これらとおこわとの相性も抜群です。

 

とてもとても美味しい駅弁です。

とてもお勧めの駅弁です。

 

この駅弁の格付けは、

☆☆☆☆☆

です。