その昔
乗務から離れ地上業務をしていたことがあった
当時は電話回線を使ったテレックスの時代
仕事をしていると海外・国内支店から
テレックス(電信)がどんどん入ってくる
オフィスには
大きな英文タイプライターみたいな
機械があって
タタタタ~タとロール紙に印字していく
テレックス当番が
テレックスの内容ごとに
印字されたロール紙を引きちぎり
担当のセクションに配って歩く
Stay中のCAが体調を崩し
次便の乗務ができないと言っている
代わりのCAを送ってくれ
とか
到着旅客が搭乗便の機内サービスについて
強い苦情を出してきている
とか
その国の入国手続き方法が
変更になったのでCAに周知してほしい
とか・・・
たとえば
CAが海外滞在中病気になったケースでは
サンフランシスコ支店から東京本社へ
SS SUZUKI KK SICK ENBL NEXT DTY 002/03 FEB SFO/NYC. RQ SND SS FOR COVER.
滞在中のスチュワーデス(SS)鈴木KKが病気のため、2月3日のサンフランシスコ/ニューヨーク便乗務不可、代わりのCAを東京から送ってほしい。
当時は国際電話をかけたら
1分何千円という時代
海外支店と国際電話でやりとりしていたら
通信費が莫大な額になってしまう
PCとかインターネットなどまったくない時代
海外支店、国内支店とは
テレックス(英文)でやりとりしていた
テレックスも電報と同じで
料金は一文字いくらの世界
そこで料金を少しでも安くするため
エブリビェーション(Abbreviation略語)が発達
よく使うのが
ASAP・・・As Soon As Possible
PLZ・・・Please
N/A・・・Not Available
IC・・・I See
CU・・・See You
CUZ・・・Because
皆さんも知っている”OMG”
テレビを見ていると出演者がときどき使っている
「オー、マイゴッド」(Oh, My God!!!)
FaceBookでイギリス人の教え子たちが
ときどき使うのが”LOL”とか”R.I.P”
LOL・・・Laugh Out Loud(爆笑)
XOXO・・・Hugs and Kisses(大好きよ)
R.I.P・・・Rest In Peace(冥福を祈る)
あまり使わない方がよいのが
GTH・・・Go To Heaven(くたばれ)
CAたちはテレックスなど知らないが
メモをとるときなどによく使うのは・・・
FLT・・・Flight(フライト)
CBN・・・Cabin(客室)
GLY・・・Galley(機内厨房)
SVC・・・Service(サービス)
LAV・・・Lavatory(トイレ)
PAX・・・Passenger(旅客)
OVS・・・Over Seas(国際線)
DOM・・・Domestic(国内線)
CAP・・・Captain(機長)
C/O・・・Co-pilot(副操縦士)
CH・・・Chief Cabin Attendant(JALチーフパーサー)
CP・・・Cheaf Purser(ANAチーフパーサー)
AT・・・Flight Attendant(JALグループCA)
CA・・・Cabin Attendant(ANAグループCA)
STD・・・Scheduled Time of Departure(時刻表出発時刻)
ATD・・・Actual Time of Departure(実際に出発した時刻)
STA・・・Scheduled Time of Arrival(時刻表到着時刻)
ETA・・・Estimated Time of Arrival(到着予定時刻)
ATA・・・Actual Time of Arrival(実際に到着した時刻)
ATB・・・Air Turn Back(空中引き返し)
GTB・・・Ground Turn Back(地上引き返し)
最後に教え子のイギリス人CAが教えてくれたAbbreviation
183・・・I Love You
その心は、1つの意味、8つの文字、3つの言葉
それにしてもIT化の進歩はめざましい
今や電子メールにテレビ会議
瞬時にコミュニケーションがとれる
それも世界中と・・・
T・K ♂
1年前のブログ