東南アジア諸国の変貌 | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

バンコク、香港、シンガポール

ジャカルタ、クアラルンプール、マニラには

数えきれないほど乗務で滞在した

 

はじめて滞在した頃は

植民地時代のなごりや戦争の爪痕が

まだ残っていた

 

どこの街も木々の緑に囲まれ

のどかでのんびりした感じ

 

暑さと湿気の高さ

高層ビルなどない時代

風通しのよい木造りの家々が立ち並んでいる

 

ジャカルタで早朝空港に向かうとき

人々が川で用足しをしている

そこにブンガワンソロの調べが聞こえてくる

定宿のプレジデントホテル(現プルマンホテル)

大使館が集まる町のど真ん中

 

マニラ空港からホテルに向かうのは

昔ながらのおんぼろバス

街に入るとジプニーが走り回っている

人の多さとジプニーの多さ

夜になると戒厳令

やたらと外には出られない

定宿のヒルトンホテル(現パビリオンホテル)

そこから10分ほどで海岸通りへ

マニラ湾の夕日は世界一

 

高いヤシなど木々に囲まれ

イギリス植民地時代のなごりを感じる

コロニアル風の建物だったり

華僑たちが作った中国風の街並みだったり

国土は狭いのに

ひしめき合っている感じがしないシンガポール

 

香港は山に囲まれ平地が少ない街

狭い国土に大勢の人々

啓徳空港(以前の空港)を出ると

昔ながらの高層アパート群が続く

どのアパートでも窓の外は洗濯物だらけ

だけど夜景のきれいさでは負けない

香港は世界三大美港のひとつ

 

バンコク・ドンムワン空港から市街に向かう国道

大雨が降ったらさあ大変

道路は水浸し

街の中にはあちこちに水路

川は物資輸送や人々の交通手段

そこもあふれてしまう

洪水はしょっちゅう

そこで家々は熱帯特有の高床式

 

トカゲや毒ヘビが上がってこないよう

普段はハシゴを外している

街ではトゥクトゥクが走り回っている

 

どの国も

昔の面影がどんどんなくなっている

 

T・K  ♂

 

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