CA採用再開はわずか | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

2019年までは

 

国内・外資航空会社が

毎年1500名以上の日本人CAを採用していた

 

それがパンデミックでゼロに

 

日本人CAのみならず

どの国でもCA採用中止

こんなことは航空史上初めてのこと

 

そして本国人CAたちも大変

外資航空会社では3割以上のレイオフ

 

国内では

現役CAたちの雇用は守られたが

社外出向者募集

短時間乗務制への移行者募集

2年間の無給休職者募集(一部航空会社)もあった

 

残りの現役CAたちは

乗務手当が大幅減少の毎日

 

やっと旅客が戻りつつある

世界的にみると、2022年5月時点では

 

国内線・国際線合わせて

45億人の航空旅客数だった2019年に比べ

国内線は75%強

国際線は65%弱

まで戻ってきている

 

欧米航空会社はリストラしすぎで

今度は人手不足

 

元CAたちを呼び戻したり

新規採用をしたり

ただしこれは本国人CAの話し

 

なかなか日本人CA募集が出てこない

今年に入って何回か募集があったのは

エミレーツ、エティハド、カタール

中近東系の航空会社くらい

 

それ以外ではシンガポール航空と

その傘下LCCスクート航空

それも補充程度の人数

 

それと新規に就航した

台湾第三の航空会社スターラックス

 

国内では

日本トランスオーシャン

エアドゥ

ジェイエア―

ピーチ

フジドリーム等

若干名の募集(複数回)を行なっている

スチュワーデス塾CA採用時期一覧より

 

今年新卒CA100名を採用したJAL

来年は

新卒・既卒募集を行うとアナウンス

ただし採用数は今後のようすをみて決定

 

そのJALも、日本人旅客が戻っていないと嘆いている

 

JAL旅客数(1~8月) 

*カッコ内2019年1~8月

国際線 141万5984人 (384万4298人)

国内線 1138万7384人 (1495万5509)

国内線76%、国際線36%の戻り

JAL旅客実績より

 

ちなみに

ANA旅客数(1~8月)は

国際線 136万2226人 (435万1005人)

国内線 1099万1245人 (1719万2912人)

国内線63%、国際線31%の戻り

ANA旅客実績より

 

夜中の12時ごろに

フライトレーダー24で調べてみると

 

世界中で飛んでいる

JAL・ANA国際線はそれぞれ28便前後

ずいぶん便数が増えている

*ANAは貨物専用便3~4機含む

 

 

毎年1500名以上の日本人CAの誕生は

もっともっと先になりそう

 

航空旅客が完全に戻るのは

2025年以降と言われている(IATA報告2022.03)

 

T・K ♂

 

12/15追記

2022年12月14日付で

JALが既卒CA250名募集を発表

応募締切 2022月12月06日
入社予定日 2023年6月から2024年3月

 

 

 

 

2年前のブログ

「これからどうする・・・航空会社」