CAの雇用も守るというが・・・ | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

欧米を中心に外資航空会社は

年内に人員削減を終えている

最近は、解雇に関するニュースも流れてこない

 

削減割合は、どこも最低3割

CAたちも3割以上がファーロー(Fourlough一時解雇)に遭っている

その数は1社あたり数千人から1万人超え

 

当座は失業保険でしのぐ人

すぐに職探しに入っている人

主婦業に専念する人

 

人員削減、便数削減、飛行機売却

どの社も事業規模縮小に走っている

 

国内大手航空会社は

社員の雇用を守るとアナウンス

 

人員削減は行わないが

人件費削減はしなければならない

 

ANAでは

5割勤務(乗務)制の導入

2年間の無給休暇制度新設

(従来より数か月から1年半程度の留学休暇や介護休暇、育児休暇などがある)

他企業や自治体への出向

希望退職の募集

全従業員の年収30%削減(含むボーナスなし)

雇用調整助成金活用(年間約300億円)

 

あらゆる方法で人件費削減

 

たとえば、10名のCAが5割勤務を選択すれば、人件費面では5名分削減できたことになる。無給休暇なら、その分給料を払わなくてよい。無給休暇の取得を促進するため、1年以上の無給休暇取得者には20万円の補助金を提供

 

ママさんCAも思案のしどころ

ヨーロッパ便や米国便乗務のあとPCR検査

近所の目もある

子供たちのことを考えると・・・

 

すでに、5割勤務を選択して副業探しをしているCAもいる。そのような現役CAたちの採用を検討している企業もチラホラ。でも国際線CAに働いてもらうのは無理かな。なにせ自社では海外出張禁止なので・・・

 

JALでも

従来からある無給休暇制度の活用

社内新規事業への出向

社外への出向

副業許可制度はなし

 

ANAとJALでは、財務状況が違うので、それぞれそれに合った削減策をとっているようだ。とはいっても、JAL CAも、乗務が少なくなった分、給料はすで大幅に減少している。さらに、いずれJALもボーナスは出せなくなる

 

国内中堅航空会社やLCCも

厳しい経営を強いられている

中でも、LCCは契約制度なので

契約更新を行なってもらえず泣く泣く退職するCAも出てきている

 

エアアジアジャパンはすでに倒産

CAは全員解雇となってしまった

 

T・K  ♂

 

1年前のブログ

「政府専用機じゃないの」