経営破綻予備軍・・・航空会社 | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

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新コロナの影響で

国を代表する航空会社も

新たに設立された格安航空会社も

多数が経営破綻に追い込まれている

 

メキシコのアエロメヒコ航空

南米最大規模のLATAM航空(チリ)

コロンビアのアビアンカ航空

 

いずれも国を代表する航空会社が

すでに破綻(米連邦破産法申請)

運航を続けてはいるが

大幅なリストラを強いられている

 

LCCでは以下が倒産している

ノックスクート(タイ・シンガポール)

ノルウェーエアシャトル

ヴァージンオーストラリア

FlyBe(英国)など

 

アフリカの国営航空である

南アフリカ航空も破綻

政府の支援が得られず会社清算

 

タイ国際航空も破綻

会社更生法を申請

運航を続けながら再建を図っている

 

運航を続けているといっても

通常なら旅客収入がある

今回は旅客がいない

旅客収入が期待できない中での再建

とてもきびしいものがある

 

それ以外でも

エールフランス、英国航空

ルフトハンザドイツ航空など

国を代表する多くの航空会社が

破綻に近い状態となっている

国の支援でなんとか持ちこたえている状態

 

米国大手航空3社

デルタ、ユナイテッド、アメリカンは

7月~9月の3ヶ月間だけで

3 社合計で

1兆円(96億ドル)の赤字となっている

年間にしたら何兆円になるのか

 

そのデルタやユナイテッドは

2005年に破綻を経験

連邦破産法11条の適用を受けている

 

今回はそれ以上にきびしい経営状態

政府へ支援要請を行っている

 

アジアでは

マレーシア航空も

キャセイパシフィック航空も

シンガポール航空も

フィリピン航空も

いつ破綻してもおかしくない状態

 

国内大手航空会社も例外ではない

オリンピックや出張旅客増に備えて

路線拡大していたところ急激な旅客消滅

 

そして、第3波の感染襲来

 

世界ではすでに5270万人超の感染者

毎日60万人前後の新規陽性者(11/13現在)

 

各社とも、どこまで持ちこたえられるか

試練が続いている

 

T・K  ♂

 

2年前のブログ

「ヨーロッパは寒そう」